暑い・・・。
てか、いつの間にか二日三日過ぎてた・・・。
◎「DARKER THAN BLACK 漆黒の花 2」
- DARKER THAN BLACK~漆黒の花 2 (ヤングガンガンコミックス)/岩原 裕二
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※ネタバレします。要注意。
まず、パラッと捲った最初のページで、
耳付きコート(?)のパーセルに「ふざけた格好」と言い、
「ふざけた格好?(略)
対価なんだから仕方ないだろ・・・」
「好きで付けてる訳ないだろ」
「アンタの仮面だってそうじゃないのか?」
と言い返され、
好きで変な仮面を付けているために沈黙してしまう
黒さんに、フンッと鼻で笑い、
そして、
その2、3ぺージ後に、
自発的には動けないドールである銀ちゃんを
一人で置き去りにし、危機を招いたこと対して
「うかつ」を連呼される黒さんに、
「うかつなのはいつものことながら、
ついにお子様にも突っ込まれたか、黒の死神」
とフフンッと更に笑う。
そんなところから読み始めました、2巻。
面白かったです。
全体的に。
というか、何だか岩原先生のDTBに対する愛を
見た気がして、とても嬉しかったです。
だってさ。
だってさ。
敵のボス格の一人が、
エリック西島の父なんだよ!?
ラスボスというよりは、悪役の中堅っぽい雰囲気だと
思っていたら、ラストにとても小物臭さを発揮して
お亡くなりになった、あのエリックの父なんだよ!
いまいち印象が薄くて、ラスボスだったのかどうなのかさえ
良く分からない、あのエリックの父なんだよ!
結局何だったのか分からない、あのエリックの父なんだよ!
その父が息子のためにも頑張っちゃってるんだよ!?
微妙な悪役加減だった息子の不名誉を晴らすために、
立派な悪役を務めようとしてるんだよ!?
素晴らしい父親(悪役)!
素晴らしい親子愛(悪役親子)!
何て感動的な展開なんだ!!
・・・だよね?
多分。
いや。
まあそれだけじゃなくて、外事四課の人々が格好良かったとか、
特にストー・・・じゃない、未咲さんが素晴らしかったとか
色々あるんですけど。
何だか西島さん家のお父さんが印象強すぎて・・・。
とにかく、全てのキャラが生き生きしていて、
読んでいて興奮しました。
元からいるキャラも漫画オリジナルキャラも皆良かったです。
ストーリーも、段々と、誰が何をどうしたいのか、
しているのかが見えてきました。
人間を契約者っぽいものに変える黒い花。
それを進化させているらしいハーヴェスト。
ハーヴェストをわざと野放しにし、黒い花の観察と研究をし、
使いやすい簡易契約者の兵士を作りだそうとしている
「組織」の一派。
それを阻止しようとしている「組織」の別の一派である
セルゲイ達。
ハーヴェストを止めたい黒。
ハーヴェストを追う四課。
それから、黒い花による覚醒者の梓。
段々と分かってきました。
これから盛り上がりそうです。
楽しみ、楽しみ。
ところで、今回は、鬼畜コーチに復讐をする梓ちゃんが
ノリノリで愉快な巻でもありました。
コーチに「地獄のフルコース」を与えるんだと
超ノリノリな梓ちゃん。
背中から巨大黒タンポポを咲かせ、
バレーボールを小道具に使ったりして
元気に復讐に励みます。
ていうか、
「背中に巨大な花を背負った
バレーボールユニフォーム姿の
女子高生に
体育館で
蹴り殺されました」
とか、コーチ、珍しい人だね・・・。
そして、その復讐を、梓のために止めようとした黒さん。
説得は成功したものの、結果的には失敗。
ああ・・・いつも通りだ。
いつもの黒さんだ・・・。
つか、さり気なくその流れで梓をタラすんじゃないよ。
ほんとにもー、この天然タラシ男は・・・(笑)