※ネタバレします。要注意。
◎「いちばんうしろの大魔王」
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☆第一~二話の感想です。
世の中を良い方向に変革しようと、
大司祭を目指して魔術学院に編入した紗伊阿九斗。
しかし、編入早々、百発百中の未来予測で
将来の職業が「魔王」だと診断されてしまう。
そこから彼の苦難と笑いに満ちた生活が・・・・・・
みたいな出だしでした。
何だろう。
何だかとても阿九斗が気に入りました。
本来は穏やかで凄く良い人なのに、
上条さんもビックリの不幸体質ゆえに
悪と誤解されまくり。
そこがとてもツボでした。
行動全てが裏目裏目。
仲良くなった女の子には憎まれるし、
クラスメイトにはいちいち「魔王だ」と脅えられるし、
担任は密かに・・・いや、物凄くオープンに死亡を
願ってるし、もう踏んだり蹴ったり。
唯一得してるのは、女の子のパンチラや半裸を
すごい頻度で目撃してることくらいか・・・。
でもそれもまた誤解の元になってるしなあ。
何だか全てが彼に悪い方に進んでいって、
これじゃあ彼が世を怨んで魔王になっても仕方ないよね。
と、すごく納得・・・いや、期待する展開。
っつーことで、ここはひとつ、皆の力強い後押しを糧に、
人生の坂を転がり落ちて、立派な魔王を目指すべきだと
思います。
目指せ、大魔王!!
だいじょぶ、だいじょぶ。
魔王になっても世界を変革出来るから!
希望と違って「悪い方に」だと思うけど!!
そんなのちょっとした違いだよ!!
多分ね!!
ああ、彼自身は善人なのに、何という喜劇。
じゃない、悲劇。
限りなく喜劇に近い悲劇・・・のような喜劇。
人の不幸は蜜の味。
何だか分からなくなってきました。
とにかく、女生徒はスカート丈を考え直すべきだと
思います。