ふと気が付けば、漫画の新刊が本棚に溜まっています。

今のところ全部で10冊くらい・・・。

強迫的に綺麗な時にしか読めず、最近はそんな時が

ほとんどないので、未読のまま積まれていく一方です。

一体いつになったら感想を書けるのでしょうか・・・。

書ける日は来るんでしょうか・・・。

はは・・・ははは・・・。


◎「黒祠の島」

黒祠の島 上 (幻冬舎コミックス漫画文庫 や 1-1)/小野 不由美
¥740
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黒祠の島 下 (幻冬舎コミックス漫画文庫 や 1-2)/小野 不由美
¥680
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小野不由美原作小説の漫画化作品。

上下巻。

この文庫版の前には、バーズコミックススペシャル?で

全三巻が刊行されています。


漫画化されているのは知っていましたが、

何故か時期を逃し続け、ようやく手に入れて

読むことが出来ました。


ストーリーは・・・


知り合いのノンフィクション作家・葛木志保が

行方不明になった。

彼女を探し、「夜叉島」という小さな島に辿りついた

式部剛は、島の奇妙な風習と、そこで起こった

惨劇について知る


みたいな感じです。


凄く簡単に言うと、「式部さんが葛木さんを探します」です。

基本はそれです。

そこに、島の閉鎖的な雰囲気や、風鈴や風車をあちこちに

飾る奇妙な呪いや、島で信仰されている一種の「邪教」の

神(鬼?)や、島の絶対的な権力者、凄惨な殺人事件などが

絡んできて、異様なホラー的雰囲気を作りだします。

それがまた堪らない感じで涎が出ます。

おっと、いけない。じゅるり。


えーと。

一応ミステリだとは思いますが、どちらかというと

ホラー要素で私は楽しんだ作品です。


で。

これは小説を原作とした漫画なのですが、

凄く再現度が高いと思いました。

ほとんど「原作をそのまま漫画にした」という

雰囲気で、原作好きな人にも割とすんなり

受け入れられるのではないかと思います。


あ。

でも。

あれだ。

唯一違和感があったのはあれだ。

式部さんだ。


原作を読んでいる時には、何故か顔が上手く

浮かんでこなかった主人公の式部さん。

漫画では思ったよりイケメンでした。

上巻を読んでいる最中、

「にしても、イケメンだ」

「フッ・・・つか、イケメンだ」

「式部さん、イケメンだ」

などと、定期的に思い出しては笑ったほど

イケメンでした。

何だろう、とても笑いを提供してもらいました。

・・・イケメン(笑)


まあ、それはともかく。

小説を読むのと似た感覚で読める作品で、

原作ファンとしては嬉しい作品でした。



あー。

でも、情報量が多くて、ちょっと途中からパンクしそうに

なりました。

ま、これは私が馬鹿だからでしょうけどね。

あー、馬鹿って不便だな。

こういうの(小説漫画問わず)読んで、一発ですんなり

理解して、「これはね・・・」とか難しいこと語ってみたい。

何か意味深長そうなこと言ってみたい。

なんかむずかしいことゆってみたいー!!

あ゛ーーーーーーーー!!!

馬鹿ってつまらないな・・・。