◎「屍鬼 6」
- 屍鬼 6 (ジャンプコミックス)/藤崎 竜
- ¥460
- Amazon.co.jp
※ネタバレします。要注意。
敏夫さん覚醒。の六巻でした。
・・・え?違うの?
ここからは大いにネタバレありです。
最初に、夏野君が死亡しました。
夏野「国道が見たい」
「この閉塞から逃げるためのたった一筋の道」
「もしも今身体が思うように動くなら」
「何のためらいもなくあの道を南へ下って走って
いくだろう」
「何となく おれ この村から出られないような気が
してたんだ」
この辺りが切なかったです。
とても辛かったです。
酷く悲しかったです。
なのに。
何故。
それはともかく、敏夫さんです。
覚醒しました。
完全なる医者に覚醒しました。
ええ。
「マッドドクター」って名前になると思いますがね!
妻の恭子さんが倒れ、どうやら知らないうちに
屍鬼に襲われていた様子。
そこで敏夫さんは・・・
敏夫「恭子は死ぬ」
「しばらく保たせることは出来ても
回復させることは出来ないだろう」
「ならば いっそ・・・・・・」
「ならば いっそ」・・・
「ならば いっそ」・・・・・・何さ。
みたいな。
まあ、「屍鬼のサンプル手に入ったラッキー」って
ことなんですけどね。
うわー、最悪。
そんでもってあんなことやこんなことな展開に
なるわけですよ。
この辺はコミックスで一気に読むとかなり強烈ですね。
より酷さが増しますね。
今パラパラ見返しても、
うわー。
うわー。
敏夫さん最悪。
ぐらいしか言うことがありません。
敏夫「おれはどうして恭子を妻に選んだのだったか
思い出すことが出来ない」
「だからいっそのこと適当な女を・・・
恭子を捕まえたのだ」
「心配するな」
「すぐに眠らせてやる」
うわー、最悪。
嫌過ぎる、こんな医者。
でも。
でもね。
私は「屍鬼」の中では敏夫さんが一番好きなんだ。
敏夫「すまないな」
「おれは所詮こういう奴だ」
うん、知ってる!
私の頭はおかしいよね。
うん、それも知ってる!!
まあ、でも、実際にこんな人いたら近寄りたくないですけどね。
この事件がなかったら別に普通の人なのかもしれないけど。
あー、今読み返してもやっぱり最悪だった・・・。
ていうか、折角仲直りしようと思い立って来てくれた
静信が可哀想で仕方ない。
あんな場面じゃショック死しそう。
そして屍鬼になっても正雄の扱いは酷かった。
可哀想な奴・・・。
・・・あれ?
夏野??
いやいやいやいや。
おかしいでしょ、君。
帰ろう?
土に還ろうよ??
・・・ちょっと先行きが不安です・・・。