疲れてるので、漫画の感想を短く。


疲れてるからなのか分かりませんが、

異様にミカンめいたものが食べたいです。




◎「花の名前」

花の名前 1 (花とゆめCOMICS)/斎藤 けん
¥410
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全四巻。


事故で両親を失い、心を閉ざしてしまった水島蝶子。

その蝶子が最終的に引き取られたのは、

作家・水島京の家だった。

京の家で心が癒され、次第に京に惹かれていく蝶子。

しかし、京は気難しく、精神的に不安定な所のある

人間だった。




京が作家で、恐らく純文学系で、和服で眼鏡で、

駄目人間で、

蝶子が大和撫子で、大学では「大正文士の会」に

所属し、

大体出てくる人物は本オタク。

そんな端々からも滲み出るように、「文学」っぽい

独特の雰囲気を持った作品でした。


いや、「文学」っぽいってよく分からないんですけど(汗)

何か・・・こう・・・切なさとか孤独とか、さり気ない優しさ

なんかの余韻がひっそり漂っている感じというか何と言うか。

その雰囲気が面白かったです。


うーん・・・。

でもあれだなー、京センセはもっと狂ってた方が

良かったような気がします。

あ、私だけですか?

充分駄目で変態で狂ってますか。

でもまだまだいける気がしたんですよね。

京先生の本当の狂気を見てみたい!

こんなもんじゃないでしょ、ねえ、センセ!?

みたいな、ね。

まあ私が狂ってるだけかもしれませんがね(にやり)


あ、後、京は直木賞作家なんですが、

イメージとしては芥川賞なので、ちょっとびっくりしました。

だって直木賞って「大衆小説」でしょ?

意外とエンターテイメントしちゃってる作品書いて

らっしゃるのかしら・・・・・・。

うーん・・・・・・。