疲れてるので、漫画の感想を短く。
疲れてるからなのか分かりませんが、
異様にミカンめいたものが食べたいです。
◎「花の名前」
- 花の名前 1 (花とゆめCOMICS)/斎藤 けん
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全四巻。
事故で両親を失い、心を閉ざしてしまった水島蝶子。
その蝶子が最終的に引き取られたのは、
作家・水島京の家だった。
京の家で心が癒され、次第に京に惹かれていく蝶子。
しかし、京は気難しく、精神的に不安定な所のある
人間だった。
京が作家で、恐らく純文学系で、和服で眼鏡で、
駄目人間で、
蝶子が大和撫子で、大学では「大正文士の会」に
所属し、
大体出てくる人物は本オタク。
そんな端々からも滲み出るように、「文学」っぽい
独特の雰囲気を持った作品でした。
いや、「文学」っぽいってよく分からないんですけど(汗)
何か・・・こう・・・切なさとか孤独とか、さり気ない優しさ
なんかの余韻がひっそり漂っている感じというか何と言うか。
その雰囲気が面白かったです。
うーん・・・。
でもあれだなー、京センセはもっと狂ってた方が
良かったような気がします。
あ、私だけですか?
充分駄目で変態で狂ってますか。
でもまだまだいける気がしたんですよね。
京先生の本当の狂気を見てみたい!
こんなもんじゃないでしょ、ねえ、センセ!?
みたいな、ね。
まあ私が狂ってるだけかもしれませんがね(にやり)
あ、後、京は直木賞作家なんですが、
イメージとしては芥川賞なので、ちょっとびっくりしました。
だって直木賞って「大衆小説」でしょ?
意外とエンターテイメントしちゃってる作品書いて
らっしゃるのかしら・・・・・・。
うーん・・・・・・。