※ネタバレします。要注意。
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「紅天女」試演のために、稽古に励むマヤと亜弓。
その二人の稽古を見学した月影先生は、
稽古後、ただコップ一杯の水を差し出した。
差し出された水をひざまずいて「いただきます」と
受け取り、飲むマヤ。
特に気にせず礼を言って飲む亜弓。
二人の目指す紅天女の違い、紅天女への理解の
違いが表れる。
そして。
「紫のバラのひと」は相変わらずウジウジし、
桜小路は絶好調でキモかった。
依然、「紅天女」試演へ向けての稽古中です。
「紅天女」の本質を掴もうとするマヤと、
何故かびっくり肉体芸術に励もうとする亜弓さん。
マヤにはない「表現力」を武器に闘おうとするのは
分かりますが、何故そんなにも飛んだり跳ねたり
回ったり??
相手役の赤目さんもビックリです。
「のぼせや熱のはどの草がよい?」と問いかけたら、
クルッと回り、シュワーッ(チ)と飛び上がり、
密かに背後に回る、そんな阿古夜。
そりゃビックリするって(笑)
でもあれですね。
亜弓さんはいつも精一杯努力してますよね。
でも、どうしてもマヤへの敗北感が拭えないんですよね。
不運な人ですね。
恋に自分が制御できず、桜小路と遊園地へ逃亡し、
スケスケ観覧車に乗ったり、ペアのイルカ買っちゃったり
「おいお前、それはないよ」的なマヤよりもよっぽど
演劇漬けだというのに・・・。
今回も月影先生のコップ一杯の水の話やら、
「心だけは紅天女になれてもネ」という後輩の話やら、
両親の七光り、いや十四光だという心ない陰口に翻弄されて
周囲に持ち上げられてるのか落とされているのか
分からない亜弓さん。
おまけに目も霞み出しちゃって・・・。
電話してもママも気づいてくれないの・・・。
うう・・・(涙)
うん?
マヤ??
相変わらず恋に苦しみつつ、桜小路と仲良くし、
速水パパと特大パフェを食べたりなんかしつつも、
それなりに順調に阿古夜の本質を掴んでますよ?
・・・亜弓さん・・・(ノ◇≦。)
いや、別にマヤが嫌いなわけじゃないですけどね。
好きですけどね。マヤも。
それはともかく。
その頃、「紫のバラのひと」が何をしていたかというと。
「こんなせつない気持ちははじめてだ・・・」
と頭を抱えていましたとさ。
あーっははははははは!!!(大爆笑)
いや、すみません。
速水さん大好きなんですけどね。
ついね。
こういう時に笑っちゃいましてね。
いや、むしろこういうウジウジ30越え(ですよね?)社長には
笑いを送るのが愛なんじゃないかな、なんてね。
そんなことを思ったりね。
ぶふっ・・・ふふふ・・・。
で、一方、桜小路君はというと・・・
「きみが本当に恋しているのは きっと紫のバラのひと・・・」
「待つよ マヤちゃん」
「会ったこともないそのひとより きっときみはぼくを
好きになる・・・!いまにきっと・・・!」
「待つよ マヤちゃん・・・」
「いつかきみの心がぼくでいっぱいになるまで・・・!!」
「『紅天女』の仲でぼく達は巡り会い 命を賭けた恋をする」
「セリフのひとつひとつが互いの心に響く」
「きみの笑顔だけが僕の宝物・・・!」
うーん。
相変わらず爽やか変態ストーカー気質。
夏の風のように清々しい実力派新人、桜小路優。
清々しいほどにキモさ全開。
元気で何よりです。
そんなこんなで44巻が終わってましたけど、
45巻はまだですかね~?
気になるな~。
亜弓さん。と、マヤ。
後、変態達。