今日も疲れてるので、短く。

毎日毎日「疲れてる」って言ってるけど、

疲れてるんだから仕方ない。

ああ、仕方ない。

仕方ない(壊)



◎「ハサミ男」

ハサミ男 (講談社文庫)/殊能 将之
¥770
Amazon.co.jp

世界一の美容師を目指す男。

ハサミを握り続けるうちに手がハサミと同化してしまい、

「シザーハンズ」的展開になるラブコメ満載ミステリー

後、ちょっとSFめいたホラーチックファンタジーアクション物。


嘘です。


ごめんなさい。


タイトルと表紙が印象的で、いつか機会があったら

読んでみようと思っていました。

タイトルから上のような妄想を勝手に膨らませたり

膨らませなかったりしながら、でも何となく手にとる

機会がありませんでした。

で、この間、機会があったので読んでみました。


ストーリーは・・・


女子高生ばかりを狙う連続殺人犯「ハサミ男」。

死体には、いつもよく研がれたハサミが刺さっているため、

マスコミは「ハサミ男」と命名した。

そのハサミ男が次の獲物を狙い、密かに動き出す。

慎重に、確実にターゲットについて調べていくハサミ男。

しかし。

そのターゲットが死体になって発見された。

第一発見者はハサミ男自身。

しかも、その死体にはハサミが突き立てられていて、

どう見ても自分の手口を模倣していた。


さあ、どうするハサミ男!

犯人見つけちゃう!?

見つけちゃいなようよう!!


みたいな、感じです。

最後の方のテンションがおかしいのは気にしないでください。

疲れてるから仕方ない。






あー。

結構大きなトリックのひとつが早い段階で分かっちゃったので、

その分はちょっと楽しさ半減でした。

何で分かったかっていうと、まあ、なんですけど。

でも、その他にも幾つか面白い仕掛けがあって、そちらの方は

最後まで気づくことなく楽しめました。


意外な展開だったり、事実だったりが楽しめる作品だと思います。

後、登場人物達の変態さ加減??

みんな げんきに くるってる

みたいな感じでした(笑)


いや、元気でもないか。

ハサミ男は自殺願望があって、実際何度も自殺を試みます。

ていうか、それが日常の予定のひとつに組み込まれている

ようです。

それはいいんですが。

自殺を試みた後の色々の表現が、私の強迫的にキツくて、

ちょっと辟易しました。

狂ってるのは大いに歓迎だけど、こういう表現は

耐えるのが大変で困っちゃいます。