気付いたら今夜メンテナンスだったので、
漫画の感想を短く書いて、寝るかアニメ観ようかと思います。
◎「ポーの一族」
- ポーの一族 (1) (小学館文庫)/萩尾 望都
- ¥590
- Amazon.co.jp
この文庫版で、全三巻です。
年をとらず、人間の生気と薔薇を糧とし、
永遠の時を生き続けるバンパネラ、ポーの人々。
その一員であるポーツネル男爵夫妻、息子のエドガー、
妹メリーベルの一家が、ポーの村から都市へと
やってきた。
目的は、新しい血を一族に加えること。
正体を知られ反撃されることを恐れ、
慎重に計画を進める男爵夫妻。
その慎重さに対し、妹メリーベルのために早急に事を
運びたいエドガーは、アランという少年に急速に
接近していく。
上に少しまとめたのは、「ポーの一族」の出だしです。
いや、作品全体も「ポーの一族」というタイトルですが、
この作品は様々な人物、時間軸の幾つもの物語から
成り立っていて、そのなかの一話である「ポーの一族」
という意味です。
うーん・・・。説明が下手ですいません。
全体としての「ポーの一族」の中に、「メリーベルと銀の
ばら」や「すきとおった銀の髪」、「エヴァンスの遺書」等々、
幾つも物語があり、そのひとつが「ポーの一族」という
意味です。
が、やっぱり説明下手な気が・・・。
まあ、いいや、もう(諦め)
エドガーやメリーベル、そしてアランが主な登場人物で、
幾つもの物語のなかに登場しますが、主役は違う人物
であったり、時代や舞台が大きく変わったりしています。
エドガー達は不老不死なので、全体を通してみると
200年くらい時が過ぎていたり・・・。
結構壮大な話だ・・・。
けれど個々の話は、主役になった人物のドラマ
であったり、エドガー達の永遠に生き続けなければ
ならない孤独であったり、時には怪奇、時には
コメディ(?)等、壮大ながらも堅苦しく重くなく、
色々な感情を動かされるものになっています。
共感だったり。
反発のようなものだったり。
恐怖だったり。
親近感だったり。
色々です。
ひとつひとつ別の色がついているような物語達で、
でも、どれも読み始めるとその世界に浸れ、
知らず知らず魅了されます。
勿論、エドガー達にも。
魔に幻惑されるってこういうことかな。
などと思う、作品でした。
やっぱり名作って凄いですね。
そして、そこはかとなく2007年から発売の
ドラマCD達が気になる私・・・。
エドガー:朴ろ美
アラン:斎賀みつき
ふーむ、これは・・・・・・。