◎「金色のコルダ 13」
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早乙女先生に指導してもらうためには、
コンクールで入賞しなくてはならない。
魔法のヴァイオリンを失い、素人同然になった
今の香穂子には高すぎるハードル。
しかし香穂子は諦めることなく、月森に練習を
見てもらいながら前向きに奮闘していた。
で。
そんな頑張り屋さんな香穂子に、「留学する」
という一言が何故か言えない月森君(笑)
毎回毎回、真面目に練習を見てあげて。
自分の練習も忙しいのに、改善点をメモするほど
真剣に見てあげて。
帰りが危ないから送ってあげて。
二人で肉まんまで食べておいて。
でも、言えない月森君。
そして、ついに土浦に現実を突きつけられる。
土浦「・・・お前さあ」
「馬鹿だろ」
土浦、的確な突っ込み!
「どうして香穂子に留学のことを言えないのか
考えたことがないのか」と言われ、訳が分からず
戸惑う月森。
その月森に「最悪だな」と駄目押しする土浦。
そらそーよねー。
そこまで「王子様」やっといてそれはないよねー。
だが、しかし。
勢いでポロッと月森に口走る土浦。
土浦「俺は・・・日野が好きだ」
そして、月森との練習に喜んで行こうとする香穂子を見、
その手を無意識に引っ張って留めようとする土浦。
分かった。
お前も馬鹿なんだろ!(笑)
・・・そんな馬鹿二人のやきもきした所が面白かったです。
後、月森君の「王子様」っぷりが、ちょっと楽し恥ずかしかった
です。
自然に掌を合わせてくるとかー!
「・・・君の手は小さいな」
「ほら 小さいな・・・」
靴擦れに絆創膏買ってきて貼ってあげるとかー!!
「まったく・・・しょうがないな君は」
ぎゃー!!!
しょうがないのはお前だよ!
恥ずかしすぎて、死ぬ!死ぬ!!
プリーズ酸素!!
ギブミー酸素!!!
そんでもってついでに留学のことを話して・・・
月森「留学するんだ」
香穂子「留学・・・?」
「えっいつ行くの?
春休みとか?
まさか来年の夏休み?
いいな~海外。話聞かせてね!」
月森「短期じゃない」
「おそらくしばらくは帰ってこないことになると思う」
香穂子(笑顔のまま一瞬硬直)
何この雰囲気!
何この空気~!?
お前ら付き合ってもないじゃん~!!
ていうか、「好き」とかすら言ったことないのに~!!?
ぎぎゃー!うがー!!助けてー!ボスケテー!!
・・・はあはあ(息切れ)
まったく。
柚木様の余裕を見習ってほしいもんです。
柚木「今なら愚痴のひとつやふたつ
聞いてやらないこともないよ?」
「何か言いたいことがあるんだったら行けばいい」
「あーあ・・・火原がんばらないと」
この余裕。
もう月森が「王子様」なら柚木は「王様」ですよね。
キング柚木。
で。
猛烈アタックをかましているのに存在感の薄い人が一人。
加地「僕がロミオなら ジュリエットは是非日野さんに♡」
今回この台詞以外空気みたいだったよね。
泣くなー加地。
がんばれー加地。
そんな感じの13巻でした。
後、この巻には月森が10歳の頃の特別編と、
PSP版に出てくる(らしい)キャラ衛藤桐也君の
登場する特別編もあります。
新キャラよりもヴァイオリンを楽しむ香穂子さんが
可愛らしかったです。