やる気なく最近読んだ本の感想その3。
◎「ブルー・ハネムーン」
- ブルー・ハネムーン (光文社文庫)/篠田 節子
- ¥580
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姉小路久美子。
職業、結婚詐欺師。
相棒の葛西修。
小説家志望の情報収集担当者。
そんな二人が結婚詐欺で稼いでいるわけですが、
今回のターゲット高収入・高身長・高体重(102キロ)の
原田さんが気に入らなかった久美子。
いや、やる気の湧くタイプではなかったものの、
ビジネスとして意欲とプライドを持って仕事には当たって
いました。
が、原田さんに冷たくあしらわれ、やる気を失いかけていた
その矢先。
美青年降臨・・・!!
しかも頭がちょっと弱そうな政治家のボンボン!
俄然、やる気の出てきた久美子。
カモを変更し、「情報が足りな過ぎる」と時々制止に
かかる修を振り切って接近していきますが・・・。
というような話です。
ユーモアとスピードとサスペンス展開で
一気に突っ走る感覚の作品でした。
詐欺師の二人を何故か応援したくなってしまったりして(笑)
考え込まず、明るく、ドタバタと読める作品です。