やる気なく最近読んだ本の感想その2。
◎「泣く大人」
- 泣く大人 (角川文庫)/江國 香織
- ¥500
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江國香織さんのエッセイ。
江國さんの作品に触れるのは初めてだったのですが、
独特の世界にぐいぐい連れていかれました。
好きなものの話。
昔の思い出。
男友達について。
欲しい物の話。
読書感想。
色々な物について様々なことが書かれていて、
ごちゃごちゃした宝箱のようでした。
けれど、どれにも必ず江國さんの世界を通過した跡が
あって、それがとても不思議な空間を創りだしていた
気がします。
どれを手にとっても独特のオーラを帯びているような、
そんな感じ。
感性の結晶のような。
大地に裸足で立って、広い空の下でまっすぐ生きる。
そんなイメージを喚起するエッセイでした。
ただ・・・。
惜しむらくはあれかな・・・。
私の感性とは合わないってことかな!(今更)
ていうか、価値観か・・・。
まっすぐに生きるとか、
現実や世界を肯定するとか、
日々に素敵なものを見つける瞳とか・・・
そういう素晴らしい物をことごとく持ち合わせてなくて
ごめんなさい!
ひねくれてて、暗くて、ひがみとそねみとねたみと・・・
そんな色々が原動力でごめんなさい。
なんか、ほんと、ごめんなさい!!