書けるときに、書けることを、書くのです。よ。

疲れ、絶賛続行中。


◎「デーモン聖典」

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逆行症候群(リターンシンドローム)。

その人間の時間が一気に逆行し、瞬時に消滅に至る、

つまり一瞬で人が消えてしまう症候群。

ある時期より、別の次元から地球へ大量にやってきた

謎の知的生命体「霊的存在(インテリジェンス)」、

またの名を「デーモン」。

それらにより、この現象が引き起こされた。

デーモンに接触した人間はリターンシンドロームを発症し、

瞬間的に死に至る。

しかし、デーモンに接触しても消滅しない人間も稀にいた。

「鎖」と呼ばれる彼らは、デーモンに形を与え、従わせる

ことが出来る。

「鎖」である「もな」は、リターンシンドロームを発症した

双子の姉「りな」を救うため、レベルの高いデーモンを

呼び出し、従わせることに成功したのだが・・・。



みたいな話です。

全11巻で完結してます。


壮大な嘘をついてくれる話。

そういう作品が好きなので、この「デーモン聖典」、

かなり楽しく読みました。

色々面白い設定があって、次から次へと事が起こって、

意外な事実が出てきて・・・という、スリリングでスピーディな

展開が良かったです。

あー。

でもスケールは大きいけれど、動きはメインキャラ達の

周りに絞られているので、「壮大」というとちょっと違って

しまうかもしれません。

スケールは大きいけどね。

地球が小さく感じるし。

100年とか1000年とか一瞬に感じるし。

100年?あー、瞬きしてる間だよね、みたいな(笑)


キャラクター達も個性に富んだ奴らが多くて、

コレといった一人はいなかったけれど、

皆可愛らしかったです。

「もな」のデーモン、レベルは最高位に次ぐ二番目

なのに、精神年齢小学校低学年男子なアホの子

K2(ケイツー)とか。

「もな」と「りな」の世話をしつつ、実際には「りな」に

世話されている苦労屋の忍とか。

女王様でMなゾフィとか。

あと・・・

徹頭徹尾、胡散臭いデーモン「ミカ」とか。

ミカさんは胡散臭かったねー。

初登場から不審オーラぷんぷんだったもんねー。

皆が色々振り回されてるなかで、一人

ゴーイングマイウェイ!!

だったしねー。

しかも、全てが明らかになってもまだ胡散臭い(笑)

一体ミカさんは何だったのか。


えーと。

そんな感じで、久しぶりにわりと一気読みした

作品でした。

あ、でも、最後の方は「それはいいんかい!」って

ちょっと思ったりした。

でもでも面白かったです。