あー。
やる気出ないー。
目が覚めないー。
食べるのも寝るのも生きるのも面倒臭いー。
最近、もう駄目人間極まれりー。
・・・ん?
何事も、極めるのってイイコトじゃない!?
ぽじてぃぶしんきんぐ。
◎「火車」
- 火車 (新潮文庫)/宮部 みゆき
- ¥900
- Amazon.co.jp
刑事だが休職中の本間俊介は、親戚の男性から頼まれ、
失踪した彼の婚約者を探すこととなる。
当初、すぐに見つかると思われた行方不明の婚約者、
関根彰子。
しかし、彼女は後を追えば追うほど、不可解な謎の中に
消えていく。
彼女は、「関根彰子」ではなく「関根彰子」になりすました
「誰か」だった。
そして、本物の関根彰子は行方不明。
一体「彼女」は、関根彰子はどこにいるのか。
何故「彼女」は失踪しなければならなかったのか。
何故「彼女」は他人に成り済ましていたのか。
本間の追跡により見えてきたのは、クレジットカード社会が
もたらした負の部分だった。
・・・みたいな?
行方不明の二人の女性を追いかけるサスペンス的な部分。
そして、クレジットカード社会、消費社会の中で、偽りの
幸せを夢見ては堕ちていく人間を描いた社会派的(?)部分。
二つが絶妙なバランスで混じり合い、楽しく読み進められ
ました。
特に、クレジットカード関連、自己破産関連の情報と、
堕ちていく人間の様は面白かったです。
けど、最後がちょっと物足りなかったかな・・・。
「そこが肝である」という感想もネットで見たので、
そうなのかもしれません。
が、やっぱりちょっと私は唐突に感じてしまいました。
修行(何の)が足りないのかな・・・。