ね、眠い・・・。



◎「どちらかが彼女を殺した」

どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)/東野 圭吾
¥620
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東京でOLをしている妹の園子に連絡がとれない。

名古屋で警察官をしている兄・和泉康正は、

上京し、アパートの自室で死んでいる園子を見つける。

一見自殺に見えるその死体。

だが、兄はそれが他殺であると見抜き、自分自身で

犯人を捜し出すと決めた。

容疑者は二人。

園子の元恋人である佃潤一。

園子の親友である弓場佳代子。

潤一と佳代子は今は恋人同士。

どちらが園子を殺したのか・・・??



どっち?


どっち?


ねえ、どっちだと思う??


というような感覚に突き動かされ、一気に読んで

しまいました。


全体に散りばめられた情報。

それが形をとり、色々と変形したり、逆に見えたりしつつ

最後に向かっていく様は面白かったです。

そして推理だけではなく、兄の行動を読んで、彼を

思い止まらせようと、競うように真相にたどりつこうと

する刑事の存在。容疑者達と兄の探り合い等、

真相への推理以外にも色々と楽しめる要素が

ありました。


が。


犯人が明記してないって、鬼かアンタ。


というような・・・ドッキリが最後に・・・(笑)

あ、でも、講談社文庫版には答えが多分理解できる

「袋綴じ解説」なんてものがついているので大丈夫

・・・だと思います。

私のように

「考えるのメンドイ。つか考えてもよく分からん。

一から十なんてケチくさいこと言わず百まで解説してくれ~」

という人間でなければ・・・(笑)




というか、「これを読んだ後には更に難易度がアップした

別作品を読むといいよ!」という勧めがあったんですが・・・

もうすでに難易度MAX過ぎてどうすればいいのか・・・・・・。