何だか「夏目友人帳」の再放送、決定したらしいですね。

しかも、月曜夕方!

夕方!?

何か凄い。

これでもっとファンが増えるといいな~。

主にニャンコ先生の。



◎「続 夏目友人帳」

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※ネタバレします。要注意。



☆第九話「桜並木の彼」の感想です。


フリーマーケットで、枝ばかり描かれた絵を手に入れた夏目。

早速、自室に絵を飾ったが、その日から朝になる度に

部屋に花が落ちているようになった。

これは妖怪の仕業だと見当をつけた夏目。

夜、ニャンコ先生と見張り、花を持ってきた妖怪巳弥(みや)を

捕まえたが・・・



というような第九話。


今、観返したんですが、

何だか胸がいっぱいで感想とかよく分からない状態です・・・。

後、


塔子さんのグラタンが食べたい気持ちで胸がいっぱい


でもあります。

あ、どうでもいいですね。


今回登場の妖怪、巳弥は、夏目が手に入れた絵の

所有者です。

うっかり置き忘れた絵を、拾われてフリマに出されて

しまったドジッ子、いや、ドジ妖怪です。

大事な絵を夏目が持って行ってしまったので、

夏目の部屋に夜毎侵入していた不審者でもあります。

彼女は、夜になる度に侵入し、花を撒いていました。

朝、寝ていた夏目に周りに花が落ちていたのは、

名取さんの影響ではなくて、巳弥のせいです。


で、何故巳弥が花を撒いていたかというと。

巳弥には昔、桜の花が満開の時期だけ語り合う

人間の友人がいました。

桜の花に自分の姿を隠しつつ、人間である「八坂様」と

語り合う。

「自分が妖怪だと知られるのが怖くて」正体を明かす

ことは出来なかったけれども、その時間は巳弥にとって

幸福なものでした。


しかしある時から、八坂様は来なくなります。

彼を探して探して、やっと巳弥が見つけたのは、

妖が描いた絵の中にいる八坂様でした。


そして巳弥は絵の中の八坂様を慰めるため、

絵を持って旅に出るのです。

八坂様は美しい物が好きだったから、綺麗な景色や

花を見たりして、絵を持ってあちこち行きました。

で、ふとした事から、その大事な絵が夏目の部屋へと

行ってしまったので、毎夜毎夜、八坂様のために

花を撒きに行っていたというわけです。


あー・・・・・・。

これじゃ全っっっ然伝わりませんね。


でもアニメを観ていた時は、もうこの話を聞いた時点で

胸が切なくなりました。

絵を持って一人で旅をする巳弥が切なくて。

「綺麗な物を沢山見て、いつか心が癒えたら

八坂様が絵から出てくるかもしれない」

そう信じて、絵を持って一人旅を続ける日々。

返事もない、会話も出来ない絵を持って

一人で過ごす日々。

巳弥の一途な想いと、その状況の寂しさが・・・・・・。

うえっ・・・うえっ・・・(思いだし泣き)


そして、

本当はこの絵はただの絵で、八坂様の姿は描かれては

いるけれども、出てくることは絶対にないだろう

という現実・・・。

うう・・・辛い・・・。


ただの絵を持って、旅を一人続ける巳弥・・・

夏目の部屋に花を撒いたり、蝶を放したり、

綺麗なものを見せ続けに来る巳弥・・・

本当はこの絵から八坂様が出てくることはないと

知っていた巳弥・・・・・・



何て一途なんだ!


何て切ないんだ!

うおおおーん!(←号泣の表現。遠吠えではない)




そんな感じで、とにかく切なさに胸いっぱいな回でした。

最後のケリのつけ方まで、綺麗で切なくて美しい回だったと

思います。


それにしても。

こういう時文章がうまく書けなくて本当にイライラします。

あー、この切なさを伝えられるようになりたい・・・。