◎「続 夏目友人帳」

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※ネタバレします。要注意。



☆第八話「不死の想い」の感想です。


西村、北本と一緒に、勉強合宿に出かけた夏目。

宿への道の途中で、池の中に人が泳いでいるような影を

みかけた夏目だが、そこは人魚伝説の残る土地だった。

真夜中、人魚に襲われる夏目。

その彼に宿の女将千津が話したのは、昔人魚に

不老不死の血をもらったという思い出話だった。



というような第八話。


勉強合宿ですよ。

皆で宿に泊まって、皆で勉強して、皆で御飯食べて、

夜は皆で枕投げ!

いいね~。

夏目、青春してるね~。

しかし何故その名札入りジャージ(緑)を持参したの?


そして勝手についてきたニャンコ先生。

その前、宿に向う途中のバス停での会話。


西村「お、何だ?そのバッグ」

北本「何が入ってるんだ?」

夏目「お楽しみだよ」

西村&北本「え、お楽しみ!?」


で、宿に着いた後。


鞄から顔を出して

ニャンコ先生「当然だ! 

         この辺りは人魚伝説を残す土地で(以下略)」

夏目「人魚・・・って、うわーっ!!」

   「何で先生がバッグに入ってるんだ!」


お楽しみ=ニャンコ先生。

そんな事態を目の当たりにした西村と北本。

勉強合宿に「お楽しみ」と称して猫を鞄につめてくる友達

というのは、結構衝撃だと思うのですが、


西村「あ、夏目ん家の猫だ」

北本「密航かよ」←よく聞こえなかったので違うかもしれません。


リアクション薄い二人。

流石、普段ぼーっと空ばかり眺めている夏目の友達だけある。


そんなこんなで、ニャンコ先生がついてきても

特に問題なく勉強合宿は始まりました。


夏目「あれ、これどういう事だ?」

北本「あー、それ俺も謎」

西村「俺も謎」

   「じゃ、問3は『謎』な」


ちょっと待って。

その数式よりも何よりも、皆の横で

ポッキーを手で持って食べてる猫の方が謎だと思うの! 


しかし猫が鞄から出ようと、お菓子を食い散らかそうと、

風呂に入ってようと、枕と共に舞ってようと、

全くもって問題なく勉強合宿は進み、終了しました。

強過ぎるよ、この三人・・・。


ただ一つ問題があったのは、夏目が夜中に人魚に

襲われたことでした。(これは西村と北本は知りませんが・・・)

夜中人魚に襲われる夏目。

「人間はいたぶりがいがある」とニヤリとしつつ、

「友人帳をお寄こし」というサディスティック人魚。


その場では一旦逃げた人魚ですが、合宿の帰り道に再び

アタックしてきます。

藪から突然「友人帳を置いてけ~!」と目を光らせて

登場する人魚。

が、夏目が顔面に強烈な拳を叩きこみます。

美人な人魚にも容赦ない夏目。

そのあと、濡らしたハンカチで額を冷やしてあげながら、

「もう追ってくるなよ」と優しく去っていく夏目。

それにうっかり惚れそうになった私ですが、

よく考えたら人魚の額の傷は夏目の拳のせいだった・・・。
ううむ・・・夏目のタラシテク恐るべし。


その後、宿の女将である千津さんから、

「昔大好きだった隣のお兄さんに、不老不死の人魚の

血を飲ませてしまった。今もその人があの時のままで

生きていたらどうしよう」

という打ち明け話を聞いた夏目。

いつも通り何とか出来ないだろうかと考えます。

そして、いつも通り「私は絶対手伝わんぞ」とやる気の

ない先生を食べ物でまんまと操作し(夏目は賢くなった!)、

人魚のいる沼へ向かいます。


「何の用だ」と人魚が水面に出てきた途端、

水中にダイブして抱きつく夏目。

イッツセクハラ。

色々と聞き出そうとしますが、返って人魚を怒らせ、

「千津を食ってやる」と言いだしました。

バイオレンス人魚。

つか、空飛ぶ人魚って・・・こいのぼりか何かで?



同じ頃、駅で血を飲ませた人とそっくりの男性を見つけ、

呆然とする千津さん。

愕然としたまま道を歩く千津さんに、人魚がそっと

忍びよります。



人魚「可哀想に。疲れたのかい?」



疲れたでしょう?だから私に食われるといいよ?

という、優しさを大いに履き違えてるサディスティック人魚に、

またしても夏目がダイブをします。

イッツセクハラトゥー。



二人が・・・いや、二人と一尾が揉み合ううち、

友人帳が反応し始め、夏目は人魚に名前を返します。

すると人魚は、

「あれは血じゃなくて葡萄の汁だったんだよ」

「いじわるしてごめん」

と急変し、自分でそれを千津に伝えろという夏目を

無視して、自分だけ満足して去っていきます。

むう。

さすがサディスティック人魚。

最後までデレはほとんど見せないのがポリシー。



そして千津さんが駅で見かけた人ですが。

彼は、千津さんが人魚の血を飲ませた人の孫でした。

「祖父の話を聞きたい」と訪ねてきたその人に、

感動の涙を流す千津さん。

おお、大団円。

しかし、

感動のその瞬間、


ニャンコ先生は全くやる気がなかった。


顔からやる気のなさが溢れていた。

あまりのやる気のなさに逆に感動した。








そんな八話でした。

何かニャンコ先生の奇行に、半分くらいは目を

奪われていた気がします。