◎「続 夏目友人帳」

続 夏目友人帳 1 (完全生産限定版)
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※ネタバレします。要注意。



☆第三話「妖退治 湯けむり行」の感想です。


登場する度に、薔薇を背負い光を撒き散らす

「正直、ちょっと鬱陶しい」男、名取周一が、

夏目を温泉旅行に誘いに来る話です。



今時、背景に薔薇。

撒き散らすキラキラ粒子。

無意味なカメラ目線。

謎のムーディーなBGM。

どこをとっても登場する度に、鬱陶しさと胡散臭さを

感じさせる名取さんですが、大好きです。

ええ、大好きです(強調)


アニメを観るまでは別に好きでも嫌いでもなかったん

ですが、何故かアニメで好きに傾き、原作の7巻で

完全にやられました。


石田さんの、あの柔らかい口調もたまりません。

最初は少し違和感があったんですが、今はもう

大好きです。

そして、これも。


名取「湯冷めするから、夏目は部屋で待っていてくれ」

   「大丈夫。すぐ戻るよ」(^-^)

名取「行くぞ、柊」(-_-メ


夏目に対する温かい口調と、柊に対する氷点下の口調。

このあからさまな態度の違い。

たまらん。

妖怪を蔑む名取さん、たまらん。

・・・あれ?柔らかい口調が好きなんじゃなかったのか・・・?


まあ、いいか。


今回は妖怪の話というよりも、夏目と名取の方に話の

中心があった気がします。

夏目が少し名取に心を開いて、他人との距離を縮めようと

しているところが良かったです。

アニメではあんまり強調されていませんが、原作の方では

夏目の孤独が頻繁に描写されていたので、今回の話は

ちょっと心動かされました。


夏目がっ!あの夏目が他人と対話を試みてる!

よかったね~、貴志くぅ~ん!

おいおいおい(号泣)


みたいな。

近所のおばちゃん状態。


にしても、塔子さんは、男友達を旅行に誘うのに

薔薇の花束持参で来る男を見て、どうも思わなかった

んだろうか。

「しっかりしたお友達」とか言ってたけど、「いや待てい」

と画面に突っ込んでしまったよ・・・。

変なお友達だったらどうすんだ・・・。

見てよ、この全身胡散臭い男を・・・。


まあ結局、夏目と名取さんは友人としての距離が

少し縮まって良かったようですが。

つーか、名取さんも、旅行に誘ったりまでしなければ

夏目と話が出来ないなんて・・・不器用でちょっと寂しい

大人なんだね・・・。

不器用同士、仲良くなれて良かった、良かった。

そんなちょっといい話でした。



つか、ニャンコ先生。

客室の押入れにラッキョウの壺を入れておく旅館

どうよ。


そしてスミエさんは、怖かったけれど、

頭を壺に入れられたまま、体は階下にだらーんと

垂れ下ったままでいたのかと思うと・・・。

そのままで旅行に来た人たちの楽しい会話を聞いて

いたのかと思うと・・・。

そんでブタ猫に「ラッキョウ」とか言われてたんだと思うと・・・。

ちょっと哀れ。





☆第四話「雛 孵る」の感想です。



タマちゃん可愛い。




以上。