◎「続 夏目友人帳」

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※ネタバレします。要注意。



☆第二話「春に溶ける」の感想です。


しばの原の石像にいた妖、玄(ゲン)。

夏目の作った雪うさぎに憑依した玄は、

夏目に「悪霊退治に力を貸して欲しい」と頼む。

玄の頼みを聞いて、悪霊を探し、見つけ出した夏目だが、

その悪霊は玄と対の石像にいた妖、翠(スイ)だった。



みたいな話でした。


今回もちょっと切ない良い話でした。

特に、ずっと一緒に過ごしていた翠と引き離されて

しまった玄の、その孤独の描写が、ちくりと胸に来ました。

「独りはもう嫌だ」と泣く玄や、「一匹だと何だか可哀想だから」と

雪うさぎをもう一匹作って並べる塔子さん。

そして、その普通の雪うさぎに寄り添って眠る玄が・・・。

朝になって溶けてしまってる雪うさぎに寄り添ってる玄が・・・。

うう・・・うあ~ん!!


「ガツン」と強烈ではなく、「じんわり」弱く優しく響いてくる

夏目の話は、毎回毎回澄んでいていいなあと・・・


いいなあ・・・と・・・


思うのに、


どうして夏目が雪うさぎを頭に乗せていることばかりが

こんなに気にかかってしまうのか、私は!


いや、だって。

「あの雪うさぎは塔子さんにも見えている」

ということは、

「他の人にももれなく見える」

ということですよね?

つまり、

夏目は雪うさぎを頭に乗せて歩いてる変な高校生だったと!

そういうことですよね!?

ね!?

すれ違う人不審に思いますよね。

「え?何で!?どういうわけでそのシチュエーション!!?」

みたいな。

ああ・・・夏目・・・せめてどうして手に持たないんだ・・・。


それから今回の夏目の行動は、随分とメルヘンでしたよね。


①ニャンコ先生と雪玉の投げ合いっこをする

②雪うさぎを作る

③雪うさぎを持って帰り、机の上に大事に置く

④雪うさぎに話しかける

⑤雪うさぎとお出かけ

⑥しばの原に花の種を撒きに行く


な、何ていう乙女な男子高校生!

ビバ!メルヘン夏目!!(?)



・・・そんな感じで、どうしても変な見方をしてしまう自分に

ちょっと自己嫌悪したりしなかったりな今回でした・・・。



後、今回もニャンコ先生がかわゆくってかわゆくって

仕方なかったです。

あー、一緒にお布団に入りたーい!!