雪が降って寒いです。
後、眠いです。
後、疲れてます。
・・・そんだけ。
◎「8の殺人」
- 8の殺人 (講談社文庫)/我孫子 武丸
- ¥520
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上から見ると8の字の形に見える。
そんな「8の字屋敷」で起こる連続殺人事件。
謎の多い殺人に対し、速水警部補とその弟妹が
立ち向かう。
わりと密室っぽい感じもあったりなかったり(適当)
起こっているのは連続殺人事件のバリバリミステリー
ですが、全体的にコメディ色が強く、明るく軽く読んで
いけます。
特に速水警部補と木下君のコンビは愉快で、好きに
なる人も多いかと思いました。
が。
私は木下君の痛めつけられ方に涙が・・・。
窓から落ちて、屋根から落ちて、坂から落ちて・・・。
しかもそういう落ちる場面しか見せ場がないという
この事実。
泣ける・・・。
それはいいとして。
※ここからネタバレになるかも分かりません。
要注意。
私は、ミステリーは好きですが、
トリックやら犯人やらを考えるのは嫌いです。
というか、苦手です。
綾辻行人著「十角館の殺人」では、残りが二人に
なった時点でさえも、犯人が分かりませんでした。
という・・・駄目過ぎる読者で、本当に申し訳ないの
ですが・・・。
この「8の殺人」では、駄目駄目過ぎる私にも
おぼろ~げにトリックが分かったような気がしたので、
物足りない方もいるかもしれません。
よく分からないけど。
そして、動機が・・・。
何だか唐突で、そこだけネウロっぽい雰囲気でした。
頭の中の映像が、その場面だけネウロになってました。
逆に面白かったけど・・・。
んー・・・。
どうなんでしょうね。
物足りないという方もいるかと思います。
私にとっては、軽く楽しく読めて面白い一冊でした。