タイトルは、最近活字が読みたいらしい妹に

私が好みの本を推薦すると、

「あんまり文体が好みじゃないんだよね~」

と軽く断られる、そんな悲しい記憶に基づいたものです。

そして、この間は

「う~ん・・・。でもやっぱさ、自分の気に入る本は、

自分自身で色々読んでみないと見つからないんじゃない?」

と優しく提案してみたところ

「めんどくさいんだよね」

なんて、軽く拒否しやがりましたっていうかもうどうすれば

納得すんじゃこんちくしょー!



それはともかく。

最近また寝たきり生活だったので、その間に読んだ

本達を、とても短い感想とともに列挙しておきたいと

思います。

自分への「読んだよ」というメモ代わりになればいいと

思いますが、いつか忘れてまた新鮮な気持ちで

読んでいる気がしなくもない・・・。




◎「インフェルノ・ロード」

  著者:菊池秀行

  出版社:講談社


 菊池秀行作品、初挑戦。でした。

 「日本経済を支配するコンツェルンの総帥、

  鬼竜陣三郎。命を狙われる彼を、ボディーガード

  として守ることになった嵯峨。しかし、命を

  狙っているのは、鬼竜のドッペルゲンガーだった」

 みたいな話です。

 内容、文体、世界観、等々。色々初めてで衝撃でした。

 何だかくらくらしました。

 そして、あとがきのホラービデオについての話が

 興味深かったです。



◎「窓」

窓 (講談社文庫)/乃南 アサ
¥580
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耳に障害を持つ高校生の麻里子。

自らの障害について、この先の進路について、

友人や家族との関係について、悩みが次々と

湧いてくる。

そんななか、ある高校の同窓会を狙った

「毒入りジュース事件」が起きた。

容疑者として挙げられたのは、麻里子と同じく

耳に障害のある少年。

それを知った麻里子は、その少年に会いに行く。


みたいな?話?

ちょっと、いや大分違う気もする・・・。


こういう話を読むと・・・面白かったけれども悲しく

なってしまうのです。

きっと私はどこかがおかしいのです。




◎「団欒」

団欒 (新潮文庫)/乃南 アサ
¥460
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色々な狂人家族についての物語が収められている

短編集です。

ええ、みな狂人です。

新婚夫婦の寝室(朝)に、ママが入ってくるのが普通、

というか、婿がママとお風呂に入るのが普通のことと

いう家族。

家族がほとんど強迫性障害な家族。

後から家に帰って来た方が、子供返りをしていい夫婦。

等々・・・。

皆、元気に狂ってるよね、という家族ばかりが出てき

ます。


こういう皮肉と厭世に満ち溢れた話が大好きなので、

楽しんで読みました。

狂人万歳。

そういう話じゃないけど。


あー・・・。

二つ目の、家族がほとんど強迫性障害な話ですが、

「強迫性障害」と簡単にまとめてしまいましたが、

これを強迫と言っていいのかどうか、私には分かりま

せん。

強迫性障害持ちな私から見て、確かにこの家族の

やっている事は強迫だなーと思うのですが、強迫に

対する姿勢(?)がちょっと違うような?

まあ、その辺について語る話じゃないので、あんまり

熱く言っても仕方ないんですが・・・。

とにかく言えることは、「客観的に見る分にはいくらでも

めんどくさいなー、やらなくてもいいのに」と思える

ってことかな!

自分を振り返ってみると絶対無理だけど!

ははは!!






こんなところかなー。

後何冊か読んだ本もありますが、あまり覚えていません。

読んだ意味あるのかっていう話ですが・・・(汗)