盛り上がった・・・。
◎「鉄腕バーディー DECODE」
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前にも少し書きましたが、この作品は・・・
姿形が不明、しかし威力は惑星を軽く消滅させることが
できるほどという、謎の超強力兵器「リュンカ」を追って、
地球にやってきた宇宙連邦捜査官バーディー。
だが、バーディーは捜査の過程で、誤って地球人の
高校生、千川つとむを殺してしまう。
その過ちを償うため、バーディーはつとむの体が完全に
修復されるまで、自らの体につとむの精神をとりこみ、
二人の二心同体生活が始まった。
というような話です。
つとむの普通の高校生ライフと、バーディーのリュンカ
捜査が並行し、次第に絡み合って進みます。
で、最初は、
可愛らしいお姉さんと合体しちゃったぜ、やっほー!
というつとむ君のワクワクライフかと思っていたんですが、
全くそんなことはなく。
バーディーの地球での職業は、不思議系グラビアアイドル
という、健康な高校生男児なら速攻食らいつくものであった
にも関わらず、バーディーグラビアアイドルバージョンは、
次第にフェードアウトし、単なる予告要員と化し、
というか、つとむとバーディーは全く恋愛要素を見せず、
つとむには別に彼女ができ、
バーディーの戦闘服はセクシーだというのに、
全くもってそのセクシーさが無視されているという、
その潔さが素晴らしい作品だと思いました。
いや、でも、作品内では無視されていたとしても、
バーディーは可愛くてセクシーでしたけどね。
けれど、その二人の恋愛関係ではなく、姉と弟のようで
あり、友のようであり、仲間のようである関係性というのは、
とても魅力的で好ましい雰囲気を作品に与えていた気が
します。
そして。
終盤の盛り上がりが。
ね。
終盤のリュンカ処分を巡っての、つとむやバーディー、
その他のキャラクターの葛藤や決意、事態の変動は
観ていて気持ちの良い盛り上がりっぷりでした。
序盤の色々な布石が、最後に行くに従ってつながり、
交わって、大きな波となっていく。
その大きなうねりが心地よかったです。
最後は予想がつきましたが、少し寂し気な驚きも
あったりして、ちょっとした切なさと安心感が
綺麗に混在した終わりでした。
うーん・・・。
でも欲を言えば、もう少し長かったらな~という思いが
あります。
もう少し長い話だったなら、もっと色々なキャラクターの
内面や動きが描けて、もっともっと盛り上がったと思う
のにな~。
主に、狂気のシャマランとか、偏見に満ちたシャマランとか、
人間として終わってるシャマランとか?
それはともかく。
二期もあるようなので、期待して待っています。