とても眠い・・・。
最近、昔読んだライトノベルを読み返すのが
自分の中で流行っているようです。
かなり時間が経った現在に読み返すと、昔とは
かなり違う見え方がしておもしろいですね。
◎「天翔けるバカ flying fools」
- 天翔けるバカ flying fools コバルト文庫/須賀 しのぶ
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自信過剰でかなり妄想癖のある飛行機大好き
アメリカ人リックが、婚約者レイチェルに振られた
ことから第一次世界大戦に参加する。
この時アメリカは参戦していなかったのだが、
リックはわざわざヨーロッパに飛んで連合軍の
義勇航空部隊に志願する。
「ああ、婚約者に振られて自暴自棄に・・・」
なんて甘く見てはいけない。
「『イギリス軍に彗星のごとく現れた、アメリカの
若き撃墜王』
新聞はこぞってリックのことを褒め称え、レイチェルは
その記事を見て後悔の涙にくれるに違いない。
ざまあみろだ。」
リックの未来予想図は大抵こんな感じだ。
つまりバカだ。
おまけに彼は世界情勢など興味ないから、どの国と
どの国が戦っているのか、何で戦っているのかも
分からないまま参加。前線に参加。
バカすぎる。
また、彼の赴任した基地の面々も個性派揃いだった。
やたらツンケンしているイギリス人ロード、信心深くて
すぐ「告解をしろ」と迫ってくるイタリア人パードレ、
ウォッカで生きている不死身ロシア人ピロシキ。
個性派揃い、しかし共通点あり。それはバカ揃い。
リックは彼らに振り回されつつ、また振り回しつつ
目指せ撃墜王(エース)の星!と奮闘していく。
つまりバカは強いというお話(何か違います)
まあリックはバカなんですけど(笑)、多分この作品の
「バカ」っていうのはそれだけのことではないです。
まあ他のキャラもバカばっかですけど(笑)、多分それ
だけのことでもないです。
第一次世界大戦の作中の時期の航空部隊は、騎士道
精神とやらがまだ残っていたらしくて、そういうことを
指したり、また人を殺しつつも飛ぶことを止められない
愚かしくも哀しい飛行機好きの性を指したりしているのだと
思います。
それがまたちょっといい感じに書かれてるんですよ。
ね、奥さん(誰だ)
ちょっと聞いて下さいな、と語りたいところだけど、
眠気に負けてもうダメだ~・・・。
あー。
でも。
キャラのバカ具合もいいですよ。
撃墜した敵にバラの花束と自作の詩を捧げるピロシキとか。
リックもね、最初からアレですけど、
敵の基地に単独突入。
バラの造花と挑戦状を叩きつけてご満悦で帰る。
とか立派に成長を遂げてくれますからね。
立派なバカに育ってくれてお母さん嬉しい!(誰だよ)
みたいなね。
あ~・・・もうダメ・・・寝る。