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第八話「狼と正しき天秤」の感想です。

(七話はテレビ放送はされなかったようです。何故)



※ネタバレします。要注意。




ミローネ商会との取引が終わり、次の町に移動した

ホロとロレンス。

酒場で、新しい迂回路にいる、狼を意のままに操る

魔術師の話を耳にします。

ホロ「魔術師が女でないことを祈るばかりじゃのう」

ロレンス「ん?どうしてだ?」

ホロ「ヌシは女に騙されやすいからじゃ。そして痛手も

   引きずりやすい」

ホロ「阿呆な生き物じゃのう、男とは」

ロレンス「悪かったな、阿呆で・・・」

初っ端からチクチクと責め立てるホロ。

初っ端からチクチクと責め立てられるロレンス。

ああ、仲良きことは美しき哉。


酒場を出た後、この町に不満たらたらのホロに、

ロレンスが次の町の話で気を引きます。

というか、正確には果物のハチミツ漬けの話ですが。

ここのロレンスが言っている桃のハチミツ漬け、実在

するのかどうか分かりませんが、ちょっと食べてみた

いと思いました。

桃+イチジク+アーモンド+ハチミツ+生姜=?

貴族か金持ち用の甘味だというこのハチミツ漬け。

ホロ様はガンガン食いつきました(笑)

ホロ「(店に)も、もし並んだら?並んだらどうなのじゃ!?」

ロレンス「わ、分かったよ。買ってやるよ・・・」

勢いに押され約束してしまうロレンス。条件反射のように

「買ってやるよ」と言ってしまうロレンス。損得に敏感な

商人なのに、貴族か金持ち用の甘味を速攻で「買って

やるよ」。

ホロ様のロレンスへの教育は順調のようです。


翌日(?)、ラトペアロン商会に胡椒の取引にいく二人。

主人が長々と協会の説教の良さを語る中、うとうとする

ロレンス。しかし、交渉が始まった途端

ロレンス「よろしくお願いします(爽やか)」

今の今まで船を漕いでたのに、どうしてそんなに爽やか

なのか?(笑)

そして主人の秤を持っているかという問いに

ロレンス「持ってはいませんが、私は神を信じています

今の今まで目の前で半分寝てたのに、その完璧なまで

の断言は一体何?(笑)


交渉がまとまろうとした時、不意にホロがよろめいて

水を机にこぼします。

そこで真実が明らかに。

弱味ゲッツ。

ロレンスいきなりマシンガントーク。

弱味につけこんで色々色々ゲッツ。

これって・・・カツアゲみたいな気も・・・いや、何でも。

まあルルーシュだからそんなもんだろう、きっと(?)

そしてまたまたチクリと嫌味を言うホロ。将来の夫の

教育はいついかなる時も欠かしません!


宿でだって欠かしません!

尻尾の手入れに使う油を「買ってくりゃれ?」

そんなかわゆい顔で言われたら速攻で、と思いきや

流石に拒否するロレンス。

が、

ホロ「きっとヌシは買ってくれる!」

ホロ「油、買ってくりゃれ?」

メスの特権を次々繰り出すホロ様。

それでも「お前は俺に借金がいくらある?」と言い、

拒否するロレンス。

ホロ「ちゃっちゃと返して一人で北へ帰るかや・・」

寂しくなんかないのよ、寂しいけどというポーズ。

ロレンス「借金は返済期限を決めてない。北の森に

      着くまでに返してくれればそれでいい。

      ・・・これで、いいか?」

ホロ「うん!」

ホロ「(油を)わっちの借金でよいから、買ってくりゃれ?」

ロレンス「契約成立」

ホロ「ありがと(はあと)」

順調ですね。

とても順調です。

しかしまだ完成形ではないですよね?積み重なった

借金を踏み倒しても笑顔で歓迎してくれるまで、

いや、むしろ返されることのない借金を喜々として

望んでくれるまでにならないと駄目ですよね?

ホロ様の教育は続く。

ああ、仲良きことは美しき哉。


次の町へ向けて出発したホロとロレンス。

事情により迂回路を通ることになります。

その迂回路で、羊飼いに会う二人。フードをとった

羊飼いの少女にロレンスの目は釘づけになります。

おう、美少女。

だけど。

奥さん隣りで睨んでますよ?

噛みつかれますよ?


ホロ様の教育は明日も続く。多分。