どうもだるくて仕方無いです。

ので、今日も短めです・・・。




◎「白眼子」

白眼子 (潮漫画文庫)/山岸 凉子
¥600
Amazon.co.jp

昭和21年の小樽。市場に置き去りにされてしまった

戦災孤児の少女がいた。絶望と寒さに震える少女。

そんな彼女が凍死寸前に拾われた家には、盲目の

運命観相師、白眼子(はくがんし)がいた。



この文庫には「白眼子」の他、「鳥向楽」「天沼矛」も

収録されています。

が、やっぱり「白眼子」が一番長くて読み応えがある

かなと思います。

「読み応え」と言っても、面白くて引き込まれるとか、

続きが気になって仕方ないとかいった類のものでは

ありません。ストーリーもフィクションらしい派手な

起伏はなく、ただ淡々と少女光子の人生を追って

いくだけです。そこに周囲の人間や白眼子の持つ

雰囲気が混ざり合い、何やら不思議な感覚になって

くる、そんな面白さです。

うーん・・。

光子の人生を覗いている感覚、そしてそこに白眼子達も

入り込んでくるというか・・・何というか・・・。

そんな感じ・・・。

フィーリングで何とか理解して・・・(丸投げ)



他の二作品もそれぞれ独特の趣をもった作品です。

ていうか。

「天沼矛」第三部の荒雄さん・・・。

療養所に入ってる重症で他人と距離を置いててでも

時に主人公の少年に優しい荒雄さん・・・。

さり気なくキスして「バイ」って・・・。

ちょっとやり手・・・。

でも「バイ」って何か笑っちゃった、ごめん・・・。