◎「善き人のためのソナタ」
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1984年、東西冷戦下の東ベルリン。
国家保安省(シュタージ)は、東ドイツに徹底した
監視態勢を築いていた。
ある日その敏腕局員ヴィースラーは、劇作家ドライマンと
彼の恋人で舞台女優のクリスタの監視を命じられる。
「え~!?それでいいんですかい!?」(誰だ)
と、何度か思ったものの、意外と最後のオチにちょっぴり
感動してしまったりなんかして・・・。
基本的にヒューマンドラマなので、残酷な上に残酷な上に
残酷な現実という描写はないです。いや、残酷な事態の
描写はあるにはあるんですが、それよりも愛のイメージが
強いです。
そして最後の最後のオチが、微妙に読めてしまったんです
が、実際そのオチがきた時に、少し感動してしまいました。
ちょっとじんわりする作品です。
でもシュタージを扱っていて、この雰囲気でいいのかなと
思ったり思わなかったり・・・というのは私が不勉強すぎる
からかもしれません。
それにしても監視社会は怖いです。