◎「善き人のためのソナタ」

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション
¥3,730
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1984年、東西冷戦下の東ベルリン。

国家保安省(シュタージ)は、東ドイツに徹底した

監視態勢を築いていた。

ある日その敏腕局員ヴィースラーは、劇作家ドライマンと

彼の恋人で舞台女優のクリスタの監視を命じられる。



「え~!?それでいいんですかい!?」(誰だ)

と、何度か思ったものの、意外と最後のオチにちょっぴり

感動してしまったりなんかして・・・。

基本的にヒューマンドラマなので、残酷な上に残酷な上に

残酷な現実という描写はないです。いや、残酷な事態の

描写はあるにはあるんですが、それよりも愛のイメージが

強いです。

そして最後の最後のオチが、微妙に読めてしまったんです

が、実際そのオチがきた時に、少し感動してしまいました。

ちょっとじんわりする作品です。


でもシュタージを扱っていて、この雰囲気でいいのかなと

思ったり思わなかったり・・・というのは私が不勉強すぎる

からかもしれません。


それにしても監視社会は怖いです。