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原作は上の小説です・・・よね?
トマス・ハリスのね、ちゃんと原作ありますよね?
※ネタバレしたりします。要注意!!
ハンニバル・レクターの過去の話。レクターがモンスターになった理由
が明かされる話です。
が。
・・・・・・・・が。
・・・・・・・・・・・・・今までのカリスマ性溢れるレクター博士の像を壊したくない
という人は見ない方がいいかもね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・??
でも、大丈夫な人は見るといいかもね・・・・・・?
ストーリー自体は面白いです。普通に面白い方だと思います。
多分・・・。(前の作品とはあまり比べない方向で)
でも、好きで好きでたまんない人は、レクターすごいぜカニバリズム
のカリスマ、いぇーい!(どんなテンション)という人は、「羊たちの
沈黙」で完結しておいた方がいいのかも・・。あれは別格なので・・。
私はあまり期待せずに行ったので、そこそこ楽しめましたけど・・・・。
あまり期待すると駄目かもしれません。一番初めの作品が凄すぎ
るんだと思います。
それから、「原点は日本にあった」みたいな感じで、日本描写も出て
きますが、・・・・・・・・・・まあ、ね。日本人は違和感を感じてしまう
だろうと思いますっていうか、鎧を拝んだことなぞありません(笑)
でも、私がキリスト教文化を分からないのと同じようなことだと思うの
で、まああんなものかなーと思います。とにかく日本文化に対する
愛は感じられたので、私は良かったです。
あーっと。
レクターのカリスマ性についてなんですけど、今回の作品はちょっと
薄れ気味です。と言うのは、レクターの動機(個人的な)がはっきり
しているからです。ちょっと意外でした。
でも、ま、いいんです。
レクター役のギャスパー・ウリエルがカッコイイから!!(おい)
肉屋の人の時とか、森の中で殺人する時とか、小さい女の子をたぶ
らかそうとする(ちょっと違う)時とか、もうかっこいい!!
もうね、陽の差す森の中で、風が吹いたり小鳥が鳴いたりしてるそ
んな長閑な場所で、口笛吹いたりしながら、爽やかに殺人!!
何なんだ、アンタは!何でそんなに爽やかなんだ!!
っていうね、もうたまらんね!!(興奮しすぎです)
「一緒に歌えよ(笑顔)」みたいなね!
ああいうところは、後のレクターに通じるなーと思います(笑)
これから殺す人に、とりあえず優雅に挨拶とかね。
ああいうモンスター好きでたまらん。
おかしいかな?私。ああ、そんなこと今更聞くまでもなかったね。
おかしいね。ま、いっか(おい)
そんな感じで、若いレクターに魅せられた2時間強でした。
最後に一言。
あの森のシーンで「ドレミファソ~ラファ・・・♪」って内心思ったのは、
私だけじゃないと思う。