蟲師 其ノ壱
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これから感想を書くのは、実写映画の「蟲師」についてなのですが。

何故かアニメのDVDを貼っておきます。

いや、でもこのアニメ素晴らしいですよ。絵が綺麗なのは勿論のこと、

音楽も世界観にマッチしているし、動きも丁寧だし・・・特に動きなんて、

足を一歩踏み出す動作でさえ、手を少し動かす動作でさえいちいち見

惚れるほどに滑らかな動きでして何気ない仕草でも見ている側を惹き

つける緊張感が・・・・・・・・・・・・・・・

おっと、いけない。これだからオタクは・・・。・・・・オタク、というよりも、こ

れは「フェチ」か・・・・??

まあ、そんなどうでもいい自問自答は置いておいて。


実写映画「蟲師」の感想です。

主演はオダギリジョーさんです。最初聞いた時、オダギリさんがギンコ

役というのはイメージできなくて驚きました。が、実際見てみると、これ

はこれでいいです。とても良いです。とても惚れます。(またか・・・)

ストーリーに関しては、やはりちょっと分かりにくかったですね。原作に

ある話を繋げてオリジナルストーリーを作っているのですが、色々とオ

チが分かりづらかったような気がします。後、あまりにも淡々と進むの

で、次第に夢と現の境が・・・(寝るな)

原作では、「蟲」という生物と人間という生物の共存のあり方、というか

人間の蟲への対処の仕方に主題があった気がしますが、映画では蟲

よりも人間の内面に重きが置かれていました。ギンコさんの、自分の

出自に関する葛藤とか、ぬいさんの・・・・とか。

うーん。

やはり、一番印象残ったのは個々のキャラクターについてです。

蒼井優さんの淡幽は美人すぎて参りました。何だろう。清楚な中にも

凛とした強さを持つ大和撫子というか。決して「華やか」ではないのだけ

れど、目に残る美しさというか。あー、結婚してくれ(危険)

江角マキコさんのぬいは怖すぎて参りました。ネタバレになるので、詳し

くは書けないんですが、夢でうなされそう。怖い。

でも、やっぱりどうしても一番おもしろかったのはギンコさんですね!

ちょっぴり内気でネクラなアンチクショウって感じに変貌していて、とても

おもしろく素敵に笑え・・・いや、素敵でした。

いや、こういうものは原作と比較してはいけないとは思うのですが、でも

どうしても知っていると比較してしまいます。

映画のギンコさんは、あれはあれで良かったんですが。それは本当なん

ですが。(人間臭くて良かった)でも・・・・でも・・・・・・

うろたえ過ぎて尻餅をついたりするギンコさんは、原作の飄々と悟

きったような彼からは想像できなくて笑いました。

新鮮すぎる・・・・(笑)

後、こんなような台詞が・・


ギンコ「だから俺は淡幽に好きと言えないんだ」(うろ覚え)


・・・・・ええええええええええ!!??

まぁぁぁじでぇぇええええ!!?そそそそうだったの!?

しかも「好き」って言えないのぉぉぉおおお!!??

これは・・・・これは何て内気でヘタレな素敵ギンコさん。

想像できない・・・。原作のギンコさんでは想像できない・・・・・・・。

でも、これを原作のギンコさんに言わせてみたい。