遅くなりましたが、映画「親指さがし」の感想を。

(原作の方は読んでいないので、映画の「親指さがし」の感想です。

原作と映画は別物らしいので、念のため)

と、言っても、何を書いたらよいのか今でも分かりません。

分かりませんって何よ。(自己ツッコミ)

・・・うーん・・・。何と言ったら良いのか。特に悪くもないし良くもない、

といった感じの映画でした。


池袋の映画館に見に行ったのですが、夜の回だったためか

、客の人数が少なくてアットホームな雰囲気でした。全部で30人位?

それだけ人数が少なければ、自然と妙な親近感が生まれるというもの。

おまけに、予告編の「デッドコースター」の脱線シーンや首が飛んだ

(と思われる)シーンで笑いが沸き起こるとなれば、「コイツら、イケる!」

と仲間意識が芽生えます。(そうか?)

このメンバーなら、これから見る本編で怖いシーンやグロいシーン

が出てきても一緒に笑ってくれるはず!!と、一人で妙な期待を

持ちながら、いざ本編へ突入となったのですが。

が。 何だろう・・・。

特に何も笑えなかった。(ホラーは笑うためのものではありません)

特に何も怖くもなかった。

でも、決して悪い部分があるわけではないんです。

ストーリーも王道をちゃんと踏んでいるし、演出も王道を心得てる。

役者だってそんなに悪いところはない。

なのに、なのに、どうしてこんなに何も感じないのだろう。

そればかりを考えて過ごしました。

強調しますが。本当に悪い部分があるわけじゃなかったんです。

何もかもちゃんとしてました

。なのに、どうして。どうして?どうしてなの??不思議な映画でした。

良かったところを三つ。

1、三宅健さんの演技。クライマックスの三宅さんの演技は

とても好きです。目に現れた本気っぽさが切羽詰ってて素敵でした。

さすが「カッコーの巣の上で」や「オールドボーイ」やらが好きなだけ

あります(何のことやら)

2、演出。

割と王道と言ってしまえば王道なんですけれど、それでもはっと

させられることが何度もありました。

私は窓の外を吹きすさぶ風の音がとても好きです。

3、松山ケンイチさん。

松山ケンイチさんだから。以上。(オイ)


原作はどんな感じなんでしょうね。

yahooのレビューなんかによると全く別物らしいですが。