最近あまり連続ドラマを見る気にならない。

一時期放送されているドラマを次から次へと見ていた

時期があった。そのときにおおまかなストーリーの

構造を知ったからか、ありきたりなものには食指が

動かなくなってしまった。

それで最近は連続ドラマを見ていなかった。


が、久しぶりに「これ、いける」と思って見ているものがある。

永井大主演の「黒い太陽」だ。


ストーリーは、永井大扮する立花篤が、植物状態になった

父親の治療費を稼ぎ、また、父親の残した借金を返済する

ためにキャバクラのホール係(=黒服)になり、ひたすら上

を目指す話だ。(まあ、原作読んだことないのでわからないが・・・)

本来は純粋な性格ゆえに、キャバクラの騙し騙されの世界

に馴染めず、葛藤する立花。しかし、風俗王と呼ばれる

社長の藤堂に出会い、次第に変わっていく。

金のために良心を捨てていく人間になっていく。

社長の藤堂は立花に囁きかける。

「黒い太陽になれ」、と・・・・・・。


永井大に関しては、私は「明るい」「純粋」「筋肉」(笑)といった

イメージしかもっていなかった。「タイムレンジャーの人」と

いう印象が強かったのかもしれない(見てなかったけど)

しかし、「黒い太陽」では彼は次第に黒い世界に身をおとして

いく人間を演じている。

金のために裸で土下座をし(靴下も脱ぐべきじゃないか!と

激しく思ったが。え?変態?いや、だって裸なのに靴下だけ

履いてたらもっと変態でしょうがよ)、自分を好きな女(同じ店

のキャバ嬢、井上和香が演じてる)をナンバー1にするために

その恋愛感情を利用し、もうやりたい放題である。

そして、自分の目論見が成功した時に見せる「ニヤリ」という

真っ黒な笑顔。

最高だ。

金のために心を売り渡すタイムレンジャー(違う)。

そのギャップ。

最高だ。


これから先、彼がどんな黒さを発揮してくれるか、とても

楽しみだ。

目指せ、黒い太陽。