待つこと2ヶ月。
オーダーメイドしていたスーツがやっと仕立て上がった。
ちょっぴり高かったので迷いに迷ったが、思い切って、憧れの「ゼニア(エルメネジルド・ゼニア:Ermenegildo Zegna)」の生地で仕立てた。
いつかはゼニア・・・とは思っていたが、さすがにちょっと早かったか?
いまの僕にはまだ、ゼニアのスーツなど、分不相応かも知れない。
「役職が人を育てる」という言葉がある。
ある役職には実力があるから選ばれる訳だが、「役割を担い、結果を出すことによって力量がさらに増し、リーダーシップも人格も磨かれていく」という。
実に日本的な考え方だ。
米国企業の場合、ポスト(役職)やそこにアドオンされたリザルトに対してフィーが支払われる。
あるポストがリクルートされた場合、そのポストを担うに足る経験・経歴、スキル・能力、人格・人徳を有すると自信をもっているビジネスパーソンだけがアプライしてくる。
ここでのマッチングは実にシンプルだ。
企業側の期待を満たせば十分なフィーが支払われるが、期待に満たない場合は即、淘汰される。
一方の日本企業の場合、役職や結果・成果に対してではなく、その人の将来性に対して報酬が支払われる。
ある役職に昇進したばかりでは、本人も周囲も、直ちに期待に応えられるとは思っていない。
時間をかけ、少しずつ成長していく過程を楽しむことになる。
成果が出ないからといって、簡単には見限られることは無い。
新入社員や若手社員なども、同じ構図だ。
会社に対する貢献以上の報酬を得ている場合がほとんどだ。
一般論で言えば、(営業利益ベースで)自分がもらっている給与の3倍を稼がないと、会社は社員を養うことができない。
「働き方改革」「ワークライフバランス」も大切だが、もう少し危機感を持って仕事に取り組んでも良いと思うのだが・・・
昨今の日本企業では、「責任を負いたくない」「残業代が出なくなる」「目立ちたくない」などの理由で管理職などの責任ある立場に就くことを嫌がる傾向が見受けられる。
それでは、いつまで経っても成長することなど、できない。
コンサルタントの世界は通常、 UP or OUT (昇進するか? 追い出されるか?) の二者択一だ。
現状維持は、許されない。
だから、安穏として給与が貰える会社・仕事がちょっとだけ、羨ましい。
届いたばかりのゼニアのスーツは、質感も着心地も、やっぱり秀逸だ!
分不相応なゼニアのスーツを着ていても違和感が無いくらい、パフォーマンスが発揮できるようになりたい。
「スーツがコンサルタントを育てる?!」
次は「ロロピアーナ」でオーダーメイドしよう。
