「私は夫と死別をしている」

なので、すごーく寂しくて不安で、

どうにかなってしまいそうなくらい…

ずっとずっと心が傷ついて治らない!



「私は⚪︎⚪︎」のあとに入る言葉で、

他にも辛い体験をしている人がたくさんいる。


たとえカッコに入る言葉が同じだとしても、

その苦しみや悲しみは共有はできても、

本当の意味で理解はできないだろう。

たぶん、悲しみのグラデーションがあるのだ。



私の友達は⚪︎⚪︎にカッコに

「子供の交通事故死」が入る。

そのほか「自閉症の子ども」「不妊」

「不倫して家を出た夫」

「がん闘病中」

など不安をかかえた知人友人がいる。



私たちは不運だったけど、

幸運な人生を送っている皆様、

私たちの気持ちを思いやれないのなら、

どうかその口を閉じていてほしい。



あなた方の夫は健康で浮気もせず、

経済的に余裕があり、

子どもは優秀で、幸せな家族で、

将来に暗い影なんてない!

それは素晴らしいことです。

その幸運に拍手です。



私たちは不運だったけど、

不幸と決まったわけではない。



悲しくても、無理して笑って、

周りの人に心配させないよう、

気を遣わせないようにしてきたつもり。


あるいは虚勢をはって傷口にふたを

しているの。



私これを誰に言いたいんだろう。



…たぶん私に会うことで、

私に対して優越感を感じている、

友人もどきだ。



友人もどきなんて、もういらない。

歳を重ねて必要な友人は、

少なくても心ある人間だ。



私を必要としてくれる人、

私がいて欲しいと思う人、

友は少なくてもいい、

大切にしていきたい。