最初に、ちょっとご注意を。





これは、愚痴というか本当に独り言なのでスルーしてください。


























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とうとう、この日がやってきました。


今日、息子の手術日。






昨年末にこの手術を決めてから、徐々に覚悟を決めてはいました。


でも、


「まだ3か月も先のこと」


「まだ、2か月もある」



などと考え、現実から目を背けようとしていたのかもしれません。


それが


「あと1か月・・・・」


「・・・・2週間後には」


と迫ってくると、嫌でも恐怖が襲ってきました。



例え、風邪の治療薬にも副作用があり大きな障害が出る可能性もある。

ましてや「手術」となれば、様々なリスクがあることも承知してます。

それが、盲腸であっても。

帝王切開であっても。


実際、私の親族でもある程度大きな手術をした人もいますし、

私自身、帝王切開で子供を産んでいます。



それでも、やっぱり「心臓にメスを入れる」のは怖いです。


医療の進歩は目覚ましいスピードで進んでいますし、10数年前に比べれば

成功率も比較にならないくらい上がってます。

限りなく100%に近い確率で成功します。


・・・・・でも、100%じゃない。


じゃぁ、我が子が数少ない方にならないって保証は????

そんなものはない・・・・・。


私も、息子も運は良い方じゃない。

いえ、どちらかといえば悪い方かも・・・。


そんなことを考えたって仕方がないこと。

解ってます。


でも、湧き出てくる恐怖は・・・・・。





入院前。

支度をしながら、息子が生きて家に帰ってこれないような気がして・・・。


どんなに頭を振っても、違うことを考えようとしても浮かんでくるのは・・・・・・・・・。




家は、シングルマザーで両親も別に暮らしています。

二人とも現役で働いていることもあり、手伝いや話しを聞いてもらうこともできなくって。


昨日の夕方に、手術の説明を一人で聞いてから身体が震えて。

でも、私が不安な顔をしていてはダメだと。

子供の前では笑っていたけれど、気を抜くと涙が出そうになって。


消灯時間後、とてもじゃないけれど寝られませんでした。




今朝8時過ぎ。


これでもかって程、子供を抱きしめました。


我が子の温もりを感じたくって。

存在を確認するよう。

いなくならないように。

私を一人にしないで欲しいと願いながら。






そして・・・。


予定時間より若干早めに、ICUに呼ばれました。


無事に終わったと。


まだ麻酔で眠っている我が子に会えたのは、わずか2~3分。


でも、確かにそこには温もりがありました。

何よりも大切で愛しい温もりが。


明日以降の予定を聞いて、帰宅の支度をと思った時。


それまで、決して口にしなかった言葉。

もし、言ってしまったなら感情を止められなくなるから。



その言葉が初めて口に出ました。






「怖かった」





と。



ICUにいる他の患者さんのご家族が控えているところで、泣き崩れました。


恐怖で身体が震えるのも、あふれ出る涙も止められませんでした。




ICUの控室でも、病室でも他の家は旦那さんやご家族が一緒にいるのを目の当たりにして。


正直つらかった。


私は一人で耐えなければと。崩れないようにと。息子を支えなくてはと・・・・。


だから、つらいのも怖いのも、泣きたいのも全部抑え込んで、気が付かないフリして。


一生懸命笑ってた。


それが、一気に出てしまいました。





その場に居た、見ず知らずの女性。


そっと私の頭を撫でて言ってくれました。



「よく頑張ったね」


と。


その方の言葉が本当に嬉しかった。

押し潰されそうになっていた心が救われたような気がしました。




その後、なんとか帰宅。


明日からまた病院に缶詰になるので、今はその準備をボチボチしています。

まだ涙は出てくるけれど、でもそれは「負」ではなく「嬉」のもの。





大丈夫。


明日にはまた、いつものように笑って病院に行こう!


そして息子に掛ける第一声を考えなくっちゃ!!









ここまで長々と読んでくださった方、ありがとうございます。





なるべく整理しながら書いたつもりですが、まだまだ感情が高ぶっているため

解りにくい点があったと思います。




まだまだヤマはありますが、一番大きなヤマを越えられたので一安心です。

光を感じながらちゃんと前を向いて行けそうです。








2012.3.22   こうりん