はい、今回も見ようによっては下世話ネタ。

芸能界って言い方は大きなくくりですげど、音楽をする人は音楽が専門分野ですし
役者は芝居が専門分野ですし、お笑い芸人は落語や漫才やコントなどまずトーク以外の
部分の笑いが専門分野と、芸能ごとに関する色んな分野の人たちがいる世界が
芸能界っていうのかな?

そんな芸能界って特殊な世界でイメージだけを売り物にしている人たちが存在します。
出始めこそどこかの分野から出たんでしょうけど、回りまわって今や「イメージだけ」で
活躍してる人たちがいますよね。
ここのジャンルにいる方の絶対的条件は・・
① 良い意味でのポジティブであること。
むやみに無意味にポジティブでなく、ほど良く常識的なポジティブであること。
② 身辺がクリーンであること  
この2つが必須アイテム、これにつきますね。

本当はね、ちょっとくらいダークであったっていいんですよ。ネガティブだっていいんです。
過去に色々あったってね、だって、それが  人間だもの 
( 相田みつを だって言ってます。)
 
でもイメージだけを売ってる人って軸となってる分野がない。もしくは現在ない。
だから芸能界で帰る場所がないんです。
ベッキーとゲスの極み乙女のボーカルの一件でも、ゲスはゲスなことしても売ってるものが
本業が音楽ですから音楽に帰れるんです。現に曲の売り上げは伸びてます。
いい音楽さえ発信してればゲスであっても、彼らの音楽が好き、それでなきゃダメだと
待っててくれるファンはいるんです。
活躍の場でもあるライブも好きな人だけが聴きに行けば良いし、CDも好きな人だけが
買えば良い。
これは私でいうところの大好きな岡村ちゃんと同じです。
岡村靖幸は不倫よりヒドい、法に触れる犯罪を3度も犯してますが
それでも岡村ちゃんの音楽が好きだ!岡村ちゃんの音楽が聴きたい!というファンは
本当に多く、そのファンは同じ音楽業界や著名人にも多くてそんな方々の応援で
今に至ってるのです。


ですが、ベッキーは帰る場所を失いかけてます。
もちろん彼女にもファンはたくさんいるでしょうけど、売ってるものがイメージで
対象者はファンより多いであろう一般視聴者です。
同じ世界で同じようにバラエティで仕事をしている人は理解があると思いますが
ファンではない一般視聴者の理解を得られないと難しい。
スポンサーだって一般視聴者を相手にしてますから、結局は同業者でもなくスポンサー
でもなくファンだけでもなく一般視聴者の理解をえないと難しい。
現にレギュラー番組であった日テレのイッテQの視聴率は、ベッキー騒動前後での
視聴率は大きな変動はなく、その他のゴールデンタイムのレギュラーの視聴率も
大きな変動がないのです。むしろ居たときより数字が上がってる番組もある。
それぞれベッキーがMCを務めてた番組はレギュラーの共演者で回してる。
その場しのぎとはいえ、メインMCでもある彼女がいなくなっても「 ベッキーの方が良い!」
「 ベッキーじゃなきゃ見たくない!」という声が非常に少ないのが現実として数字で出てる。

上記の条件、①②を満たしていて、イメージを売り物に長期にわたって安定的な
需要のある芸能人の一人に 榊原郁恵さんがいます。
私は芸能界イメージ分野の鑑ともいえる人だと思ってます。
デビューこそアイドル歌手でしたが、歌が上手いわけでもなく、芝居もどえらい大根だけど
郁恵ちゃんには親しみやすい隣のお姉さん( 今はおばさん )的なキャラクターと
明るく元気で楽しそうに聞こえる笑い声、笑顔、そして良い意味でのポジティブさ
アイドル時代から現在まで、男性関係も交友関係も金銭感覚も身辺はクリーンな
イメージしかない。
いっとき旦那である渡辺徹が浮気して離婚みたいな報道はありましたが
郁恵ちゃんのキャラには傷もつかず、夫婦してクリーンなイメージを保ったままです。

別の分野で言えばスポーツも同じ。
高橋由伸がなぜ監督に抜擢されたのか?年功序列もあるだろうに、あの若さでなぜ?
それは現役時代の成績云々もあるでしょうけど、彼のルックスとクリーンさでしょう。
実際に高橋監督の身辺はクリーンだと思いますよ。巨人の悪くなったイメージを払拭するには
ちょっと甘いマスクと誠実さとクリーンであることに白羽の矢が立った。
どれだけのスター選手であっても清原は監督になれない。(今となっては当たり前だが)
どれだけ良い成績を収めててもバックが黒ければなれない。
柔道界だってセクハラだ、オリンピックでメダル取れないはでバタバタで立て直したい。
女子柔道では間違いなく、誰もが認める一番の功労者である柔ちゃんこと谷亮子。
柔ちゃんにだって柔道界の指導者の話はあったはずですが、父親がヤ○ザなのと
議員になってからちょいちょい出るスキャンダルでその話はお流れ。
政界進出に親がヤ○ザなのは、さほど影響はないかも。そーゆーのありもんの世界だし。



やはりイメージを売り物にしてる人は、良い意味でポジティブでクリーンが必須アイテム。

ベッキーはポジティブの代表格でしたが、このポジティブがむやみで無意味だった。
黒は縁起が悪いから着ないとか、毎日寝るときには自分に大丈夫だと言い聞かせるとか
マイナスの言葉を発した分だけ人生は曇るとか、無意味でむやみにポジティブ信者でした。
黒色が悪いっていうのも勝手な思い込み。冠婚葬祭いける唯一の色が黒だろうが。
大丈夫じゃない状況だってあるし、マイナスな言葉が出るときだって生きてりゃある。
( 今がそうじゃないの?)
LINE流出で見えた、ゲスが既婚者だと分かってからも、不倫じゃない!とか
ありがとう文春!とか、合言葉はレッツポジティブ!などの現実を無視した
無意味でむやみに前向きポジティブ思考はカルト教と同じくらい怖いですよ。
こういう人って表裏一体って言葉を知らないのだろう。ポジティブとネガティブは2つで1つ。
ネガティブを受け入れ背負わずして、どうやってポジティブを受け入れ抱くのだろう??
2つで1つのことを、わざわざ切り離して1つにだけスポットを当てたら明るすぎて眩しすぎて
もう1つは見えなくなってしまう。都合が悪いネガティブを見ないということは
生きるために必要なことを半分しか見ないということです。これ逆も然り。
ネガティブだけにスポットを当て続けるのもダメ!

ベッキーは太陽が魚座で象意に「イメージ」があり、月は牡羊座で「ポジティブ」が
無駄に熱く暴走する。
今後どういう形で復帰するのか分かりませんが、お得意のポジティブを見直して
イメージを作り直さないと需要がないかと思います。



※※ 追記 ※※

日清カップヌードルの新CM『 OBAKA’s 大学に春が来た!編 』
このCMは「おバカ」をテーマにしてるらしく、ビートたけし他
ムツゴロウさん、小林幸子さん、ゴーストライターで騒がせた作曲家の新垣隆さん
そして連れ込み不倫の矢口真里さんが出てます。

日清食品、矢口真里ら出演新CMの放送中止「不快な思いさせる表現」

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/08/kiji/K20160408012365820.html

最近の週刊誌のやメディアの報道、視聴者のバッシングは1人の人間の人生も変えてしまう
潰してしまうような力を持ってます。
ちょっとやそっとのバッシングでは潰されることのない、永遠のいたずら坊主で悪ガキの
ビートたけしを起用してても、他のCM起用者にクレームがつけばスポンサーである
日清はCM放送中止を余儀なくされます。
たけし側だってこのCMのオファーがあった時点で矢口さんが出るのは分かっているはず。
たけしにとってはそれも『 日清さん、面白いじゃない !』という事だったと思いますが
やはり一般視聴者、消費者を敵には回せないというスポンサーの判断が下ったのでしょう。

ここまで狂気的に騒ぐ現象ってなんでしょうね? ちょっと度が過ぎてません?
イメージは確かに大事です。そのイメージを生業にしてる職業にとっては
傷がつくというのは致命的なのも分かりますが、清廉潔白な人間なんていないですよ。
総理大臣になるような人だって立ち小便ぐらいしています。

このバッシングの仕方はキチガイじみてる。日本人は暇人が多い証拠だ。
暇じゃなきゃいちいちクレームに電話したりメールしたりしないだろうが・・。