特別支援学校の高等部に進学した息子
療育園、小中学部と内部生として上がり、そのまま
あっという間に高校生に
ここまで学んだことを大切に、またコツコツと…
などとイメージしていたら、高等部の日々はそれまでとは全く異なるものでした
(スピードは早く、活動量もぐっと増えました)
入学式の後の話しですが、各教室に分かれての自己紹介、初めてお会いする先生方の口頭指示でどこまで動けるのかなぁと思いつつ、見守っていたところ
自分の番がきた息子は黒板の前に立ちましたが、サポートなしで名前の一音も言えず、また先生に一緒に言って欲しいというお願いのサインも出ずという状態になりました
何度も先生を見ています
昔は、この様な状況で衣類についた名札を探して
見せようとしたけれど、、どうするのかな?
私のところにくるのかな?
ところが、息子は私をちらっとも見ずに
『ビビンバッ』
と伝え満足そうに席に戻りました
自分の名前は飛ばしましたが、ちゃんと「名前と好きな食べ物を教えて下さい」と言う先生の言葉を理解していたのです
初めての場、人の中で堂々とした息子✨
うん、素晴らしい✨
と同時に、もしも全く合理的配慮がない世界に入ったら、息子はどうなるのだろうと思った瞬間でもありました
自分の名前もはっきりとは言えず、自分のことを
『ここ』という息子
発話は難しいですが、見通す力と思いやりがあるので
親としては、基本的な挨拶を教え続け、伝える手段を増やせるようにしたいと思います