山口周さんの記事を抜粋
この記事を拝見して、また一つ頭の中のイメージが文字化されたので、感想を添えてここに書き留めておきたいと思います。
企業も人生も「ライフ・サイクル・カーブ」があること
長年経営コンサルとして培った理論が、個人の人生においても共通するものがあるという理論です。
企業では、商品が導入され、成長し、成熟し、衰退するといった異なるステージを経ていくのと同じように、人生においても同様ということ。
導入期
製品が初めて市場に投入される段階。製品の開発コストやマーケティング費用が高く、利益が出にくい。また市場に受け入れられるかどうかについては、高度の不確実性が伴う。
→ これって起業したら実感しすぎるほど実感する内容です。お金がかかり、利益が出ない、更に不確実性が伴う。確かに若い時は色々経験するが収入は全然増えない。俺の将来どうなるんだろうという不確実性。ちょっと話は逸れますが、文字化すると起業ってやっぱりとても勇気のいる決断だなと実感します。起業する前にこれを文字化して理解していたら起業していなかったかもしれない。感覚的には、20代後半くらいまでかな。
成長期
製品・サービスが市場で受け入れられ、売上が急増する時期。競合他社が参入してくるため、差別化が重要となる。シェアは短期間で大きく変動し、価格競争が始まることもある。
→ いわゆる軌道に乗ると言われるステージかと思います。一番楽しい時。人生においても同様、社会の様々なことが理解できて、自己成長も実感できて、収入も増えるとき。感覚的に、30代から50代半ばくらいかな。
成熟期
市場が飽和し、売上の成長が鈍化する時期。製品やサービスも完成・成熟しており、大きな変化が生まれない。市場が成長しないため、シェア争いが激化する傾向があり、往々にして価格競争も発生する。
→ 改善に改善を重ね、少しマンネリも出てくる頃。全く違う分野に手を出して失敗する人を見かけますが、このステージにきている人が多いかなと思います。人生においても、マイホームがあり、子育てから少し離れてくる頃。趣味に時間とお金を費やしたり。次の自身に対する大きな目標を立てるより、どのように承継させるかを課題に考える割合が多くなる頃。50代から65歳くらいまでかな。
衰退期
需要が減少し、売上が低下する時期。新しいテクノロジーの出現や消費者の嗜好の変化によって製品やサービスが陳腐化する。新規市場への進出やイノベーションが求められる状況。
→ 未来永劫、形も質も変わらず需要が一定の物はほぼ無いと思います。一般的には息子が跡継いで新しい体制を構築するってのがイメージしやすいと思います。 人生においては「老いては子に従え」なんて言葉もあるくらい、そして決して「老害」にならぬよう特に氷河期世代の我々は心に留めております。
もちろん人によってはこのステージを迎える時期というのは違ってくると思います。
最も充実感や豊かさを感じられるのが、成長期及び成熟期ではないかと思います。
とすると、そのステージを迎えるためには、必ず「導入期」を経なければならないってことになりますね。
若者よ、行動せよ、好きなことを突き詰めよ、なんて言う大人が多いですが、つまりこういうことです。
その先に、人生の豊かさってのがあるんだぞ、と。
ですがこれには精神力と決断力、行動力、勇気、信念、と様々な要素が必要です。
不確実性なんてものは、できるだけ最小限に抑えたいですからね
そうしないと単なるギャンブルになってしまう
このステージを経ている中、決断し、失敗し、改善し、達成し、と繰り返すによって、考え、知恵が出て、常識や価値観がアップグレードされていくと思います。
ステージが違う人と会話をしても噛み合わなかったり、楽しくなかったりする要因の一つかもしれません。
マズローの5段階欲求も違ってくるでしょうし。
承認欲求が薄れてくる頃は無敵に近いメンタルを保持できているんじゃないかなぁと想像しています。
イメージを可視化、文字化するって大切なことだと思います。
スッキリしたのでまた次回のネタを探そうと思います。

