ブレインが壊滅してしまった国 | 婚活カウンセラー♂の休息所

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東京のとある結婚相談所で、主にメール相談係をやっています。裏方の仕事ではありますが、実はとても責任のある仕事でもあります。恋愛相談♂♀掲示板も長くやっていますが、ここは私の休息所。日ごろ思っていることをありのままに書いていきます。

俺も数年前までは、同じ人間、同種族間での能力、個体差なんて、
そんな問題にするほどの差はないのかなと思っていた。
 

同じ魚同士、鳥同士、猫同士、
みな雌を獲得するために必死になって争うのだけれども、
俺たち人間から見たら、その雄たちの優劣なんてほんの僅かの差に思えてしまう。
傍から見たらまさに雑魚同士の小競り合いなんだね。
健康な雄さえ選べばどの雄を選んでも大差なさそう。

だからそんな選り好みしないで選びなさいよ
人生なんて自分でこれから切り開いていくものなんだから、
どんな人を選んでも大差ないよ~
なんて考えの結婚相談員だった。


その考えがガラッと変わったのは

大人になってピアノをやり始めてからかな。
あるレベルに到達するのには15年かかると言われている事柄が、

実は人によっては1~2年しかかからないのでは?
しかし、逆にどんなに努力してもそのレベルにまで到達しえない人が実は9割以上なんでは?
そんなことをピアノの技術の習得に対して感じたことがきっかけだ。
 

人間社会で文化的生活をしていく上では

個体差、能力の差はやはり相当あるってことだ。

同じように小さい頃から学業を習得していく上でも、

かなりの個体差があることが、今更ながらわかってきた。
それは、習熟度を表す試験の点数とか、偏差値の差ではなくて、
同じレベルに達するまでの学習時間とか、

どれだけ努力すればそこに到達するかの差である。
その差こそ本来、極めて大きいはずなのだが、

日本では、みんなそれに気がつかないか、
あるいは敢えて考えないようにしているのか、

意図的に目をつぶろうとしてきたのである。

 

〇〇大学に入るには、学習時間〇〇時間が必要とか、

この資格を取るためには〇月前からの学習が必要、

ピアノでこの曲を弾けるようになるのは〇年間の練習が必要など、

人間みな平等という思想からなのか?

努力すれば、みな同じ日数で同じ習熟度が得られるなどと言う風潮である。

 

その結果どういう社会になってしまったか。

それがまさに、現在の日本の社会のありようである。

ぶっちゃけ、はっきり言わせてもらえば、

本来なら、他の国には普通に存在するであろう、

優秀な頭脳、上位20%の人間が、

もはや一人もいない国になってしまった。

 

今の日本で、有名大学から上位20%の人物を抜粋したとしたなら、

そのうちのほぼ全員が、普通脳である。

普通脳の人が努力をして、人と競争をして勝ち抜いて、

有名大学に入っている。

誰しもが、有名大学に入るには、

それなりの学習を積んで入ったと考えるのが常識になっていて、

もしも何もしないで入ったなんていう人を見かけたら

それこそいじめの対象になってしまう。

そして明治維新以降、世代交代が進んでいく中で、

本来の優秀な頭脳が日本からは消えてしまったのではないかと考えるのです。

 

政治家が次から次へと出てきても、愚かな人が多いですよね。

小学校5年生ぐらいで脳の発達が止まってしまったんじゃないかと

思える人がたくさん出てきています。

こんな社会で、弁護士や医師を増やして豊かな社会を作ろうとしても、

頭数が増えるだけで、逆に業界の質が落ちるのは目に見えています。

今既に、弁護士さんを頼むときには、資格を取った年度を気にして、

この年代だと人は良くても頭は悪い可能性もあるなと

一応頭に入れておく必要があったり、

お医者さんにかかるときには、

例えば日本語のサイトは信用できないから、

海外のサイトを十分に吟味して、

最終的に治療方針は自分が納得して決める

とかしないと、危ない時代になってしまったと思っています。

 

本来は普通に存在するであろう上位20%の優秀な頭脳の不存在な国は、

外国から騙されたり、悪意を持って利用されることを十分に警戒しなければなりません。

それと、何と言っても一番問題視しなければならないのは、

自国が間違った方向に進んでいっても、

誰もが自分が生きることだけに一生懸命で、誰も気がつかず

愚かな人たちが間違った舵取りをして

破滅の道へ進んでしまう可能性があるということです。

 

俺は、実はアベノミクス政策が発案されたときに、

俺が当時思った見解と同じことを述べてくれる評論家が皆無だった時点で、

ああ、日本はもはやブレインがいなくなってしまたんだなとがっかりしたんである。

 

では対策は?

わずかながらでも、かろうじて残っているであろうギフテッドたちで、

次から次へと、ぼこぼこと子供を作るか?

理論上は一理あるとは思うのだが、やはり人道ではなさそうだね(笑)。

逆にいじめの対象になるのが目に見えている。

日本は、発達障害や、LGBTなど、弱いものには優しい良い国だとは思うが、

自分より強いものに対しては、とことん潰そうとしたりする。

身を守るために、社会を維持するために、

寄ってたかってその社会から逸脱したものを排除しようとするのは、

生き物としての本能の問題でもあるから、いたしかたなくも思う。

 

でもこのままではどんどん脳劣化がさらに加速化していくことが危惧される。

では人道的な観点から、どう対策を講じたらいいか?

まずは上記の俺が述べたことを、

ぜひ日本国民全員に認識してもらいたいと思うのである。

 

そして、蒸気機関車型カッツカッツお受験のし上がり脳の人たちが、

自分が本来は普通脳で、

お受験を通して成績があがったということを認め、

お受験を通して人格が歪んでしまったことを、

テストテストで来たせいで、精神が病んでしまったことを、

はっきりと認めるべきなんである。

そして、今まで法には触れなかったにしても、

今まで周囲に対して犯してきた非人道的なおこないを、

償うべきなんである。

それで社会が少しは変わるかなと思うものである。

 

最近、天才とか、優秀な極めつけの頭脳とか、そういった言葉がはやったり、

それを題材にした記事や番組をよく見かけるが、

実はそういった優秀な頭脳が実際には壊滅的になってしまったことを

うすうす感づいている人たちが、そういう番組を作っているんじゃないかと思う。

誰だって、日本はまだ捨てたもんじゃないと、期待したいからね。

 

ほなまた。