ようやく有料版の【秘密の部屋】を解放したため、まとめてみました。

 

 

 

 

 

【神楽鈴の徘徊者】

 

チュートリアルから出現する、一番最初に遭遇する徘徊者です。神楽鈴を鳴らしながら徘徊しており、神楽鈴の徘徊者がどのぐらい近くに来ているのかは、鈴の音の大きさで測ることができます。

 

【神楽鈴の徘徊者】は基本的に通路、廊下を徘徊しており、部屋の中へ入ってくることは多くありません。しかしプレイヤーが走ったり、何か物音を立てた場合、廊下や部屋など関係なしに調べにやってきます。

【走り回る徘徊者】

 

常に走り回っている【走り回る徘徊者】です。ドタバタとやかましく徘徊しているためにプレイヤーの足音には一切反応せず、視界に入るとこちらを追いかけてきます。常に走り続けており、進行方向に扉や障子があっても即座に破壊します。

 

 

【忍び寄る徘徊者】

音を立てず徘徊している【忍び寄る徘徊者】です。特徴的な見た目で遠くからでもその姿がわかります。

回廊を非常にゆっくり徘徊しており、何か物音を立てない限りは廊下を徘徊しつづけます。

 

何も音が聞こえないのに付近の照明が明滅しているなら【忍び寄る徘徊者】の接近を疑うべきです。

 

一番危険なのは他の徘徊者と一緒に接近してきた場合で、例えば【走り回る徘徊者】の足音が聞こえなくなったから大丈夫だろうと物陰から出たら【忍び寄る徘徊者】がすぐ前にいた、なんてことさえあり得ます。

 

鈴の音や足音など、徘徊者の特徴となる音が止んでいるにも関わらずライト明滅や心臓の鼓動が止まないなら、それは【忍び寄る徘徊者】が付近にいるということです。隠れ続けましょう。

 

【泣き声の主】&【歩き回る徘徊者】

【泣き声の主】は、うずくまって泣いている姿が特徴の徘徊者で、プレイヤーが正面にいても気づくことはありません。しかし、物音を立てたり、懐中電灯を向けると、彼女は突然立ち上がり、きょろきょろと辺りを探し始めます。この動きが始まると、プレイヤーは警戒する必要があります。

 

一方で、【歩き回る徘徊者】【泣き声の主】と似た外見をしていますが、その行動は少し異なります。彼は「何処・・・?何処にいるの・・・?」と呟きながら回廊を彷徨い続けます。特徴的な「ペタ…ペタ…」という足音が近づいてくる合図ですが、この足音は非常に小さく、通常の環境音に紛れてしまうことが多いため、注意深く聞いていない限り、接近に気づくのは難しいです。

 

さらに【歩き回る徘徊者】が接近しても、ライターや懐中電灯の明滅は起こらないため、距離感を掴むのが非常に難しい、極めて厄介な敵です。

なお、【泣き声の主】が現代的なワンピースを着ている理由については定かではありませんが、他の徘徊者がバケモノや古風な着物を着ているのに対し、彼女だけが現代的な服装をしている点は、物語の謎や背景に深い意味が隠されているのかもしれません。

 

【警鐘の徘徊者】

 

『霊魂の淵叢』から登場する敵、【警鐘の徘徊者】は、特異な行動パターンを持つ徘徊者です。
この敵は一定の間隔で鐘を鳴らしながら、普段は水たまりのような状態で回廊を高速で移動しています。プレイヤーを感知すると、その姿は実体化し、凶暴な姿を現します。

実体化した【警鐘の徘徊者】はプレイヤーを発見すると、手に持っている鐘を激しく鳴らして周囲の徘徊者を呼び寄せます。これにより、プレイヤーは一度追跡を振り切ったと思っても、すぐに新たな脅威が現れるため、油断はできません。

 

【警鐘の徘徊者】自体は足が遅いため、追跡を簡単に振り切ることができます。しかし、その鐘で呼び寄せられた徘徊者たちは、プレイヤーを追いかけてくるため、単純に逃げるだけでは済まないのが難しいところです。

 

少し余談になりますが、【警鐘の徘徊者】が実体化するまでの時間は約3〜4秒です。この短い時間内に走って逃げるか、物陰に隠れることで、見つかることはありません。もし見失うと、【警鐘の徘徊者】はその場でうろうろと動き回り、やがて去っていきます。

 

開発者によると、従来の「ただ追いかけてくる敵」ではプレイヤーがすぐに飽きてしまうため、新たな脅威としてこの敵を考案したとのことです。

 

【憎悪を振りまく影】

 

【憎悪を振りまく影】は、特定の条件を満たすことで出現する強力な追跡型の敵です。出現時には耳をつんざくような大きな叫び声を上げながら、プレイヤーのもとへと迫ってきます。

この影の最大の特徴は、「常にプレイヤーの位置を把握している」という点です。たとえ視界の外にいても、物陰やロッカーなどに隠れていても、絶対に見失うことはありません。つまり、他の敵のように“隠れてやり過ごす”といった回避行動は一切通用せず、ひたすら逃げ続けるしか道はありません。

さらに厄介なのは、【憎悪を振りまく影】を視界に入れてしまうと、じわじわと体力が削られていくという“殺気ダメージ”の存在です。このダメージは難易度によって変動します。

  • 難易度【初心者】では、10秒以上見続けても致命傷にはなりません。

  • しかし最高難易度【修羅】では、わずか4〜5秒見ただけで体力が尽きてしまうため、極力視界に入れないように移動する必要があります。

出現そのものが脅威なうえに、見るだけで命を削られるこの敵は、逃走ルートの選択やカメラ操作まで含めて高度な判断を要求される、非常に厄介な存在です。

 

 

【大喰らい】

 

ステージ【大食らい】に登場する敵は、その名の通り巨大で貪欲な存在です。いわゆる“ボス”ポジションにあたる存在で、プレイヤーはこの敵から逃げ続けることが主な目的となります。戦うことはできず、ひたすら逃げるしかありません。

 

【大食らい】はかつて知性を持っていた存在のなれの果てですが、現在は理性を失い、本能のままにプレイヤーを追い回します。ただし、完全に止めることはできないものの、マップ内の水門を操作して一時的に足止めすることが可能です。これにより、追跡から逃れるための時間を稼ぐことができます。

 

また、難易度によって敵の挙動にも差があり、【初心者】と【挑戦者】では【大食らい】の移動速度が大きく異なります。特に【挑戦者】では、そのスピードが格段に上がっており、判断ミスが命取りになるようなスリリングな展開が求められます。

 

【千里眼の徘徊者】

 

(難易度:挑戦者では)【聖域】のみで出現する徘徊者です。

 

【千里眼の徘徊者】は、低く不気味な歌を口ずさみながらエリア内を徘徊する敵キャラクターです。この歌声が聞こえている間、【千里眼の徘徊者】はプレイヤーの正確な位置を把握しており、障害物などを無視して一直線に向かってきます。

つまり、歌声が聞こえている状況では、物陰に身を潜めるのはもちろん、行李(こうり)やロッカーといった隠れ場所も一切安全ではありません。プレイヤーが身を守るには、

  • 歌声が完全に聞こえなくなる距離まで逃げる

  • 爆竹を使って注意を逸らす
    のいずれかを行う必要があります。

なお、爆竹を使用した場合、【千里眼の徘徊者】はプレイヤーの位置を把握していても、爆竹の音が優先され、そちらに引き寄せられます。

開発者によると、この【千里眼の徘徊者】は「ただ隠れていれば安全」というゲームの前提を崩すためにデザインされた、ルールブレイカー的な存在とのことです。

 

↓千里眼の徘徊者の歌声です。

 

 

【ヒバナ】

 

影廊の世界を作り出した元凶である少女。母親譲りの強力な神通力を持ち、当初は冷徹な態度を見せますが、主人公を殺そうとして思いとどまる場面などから、完全に人の心を捨てきれていないことがうかがえます。

 

物語中盤の【聖域】をクリアすることで、彼女とこの世界の秘密が明かされ、やがて主人公に対して穏やかな態度を見せるようになります。

これが本来の彼女――家族思いで、心優しい少女としての姿だったことが示唆されます。

【肥大化した憎悪】

ヒバナが蘇らせようとした母――しかし、集められた魂は苦痛と憎悪に染まり、
彼女は人の姿を保てぬ“化け物”と化してしまいました。

その存在に母の面影はなく、理性も言葉も持たぬまま、主人公を襲い続けます。

クライマックスとなるステージ【肥大化した憎悪】では、絶え間なく放たれる攻撃をかわし、生き延びることだけが唯一の術。

 

そして訪れる最終章【邂逅】
ヒバナの加護とともに、主人公はついに抗う力を手にする。
決戦の先にあるのは、赦しなのか、それとも――

【母】

ヒバナとヒガナの母親は、物語のクライマックスにあたるステージ【邂逅】で登場し、プレイヤーたちの前に“ラスボス”として立ちはだかります。かつては優しい母親だった彼女ですが、ある出来事をきっかけに正気を失い、おぞましく変貌した異形の存在となってしまいました。


主人公とヒバナ、ヒガナの三人は、心を通わせながら力を合わせ、激しい戦いを繰り広げます。その奮闘の末、母親の姿は一時的に人間の形へと戻ります。しかし、肉体が元に戻っても、精神までは回復せず、母としての自我や記憶は依然として失われたままです。

 

理性を欠いた彼女は、深い憎悪と混乱に突き動かされ、なおも強大な神通力を操って三人を追い詰めます。この戦いは単なるボス戦ではなく、“家族との対峙”というテーマが強く込められた、物語上でも極めて印象的な場面となっています。