The Elder Scrolls
タムリエル大陸全土の地図
世界の構造
略史
☆創世紀☆
刻の竜神アカトシュが創世。神々の誕生。
ロルカーンという神が惑星ニルン(いわゆる地球)を創造する。
ニルンが属するムンダス(いわゆる宇宙)が創られる。
☆エルフ紀☆
古代エルフ種、タムリエル大陸に植民。
エルフ種のアイレイドという種族が、タムリエル大陸中央部のシロディールを支配する。
エルフ種のアルドマーという種族が、タムリエル大陸にて高度な文明を築く。
スカイリム、ハイロック地方に地下都市を建設。
アトモーラ大陸の人間種族、タムリエル大陸北部に上陸。
人間とエルフの間で戦争が勃発。人間種族がスカイリム地方を占領する。
☆第一紀☆
(約2900年)
●一紀240年
人間種族がモロウウィンドとハイロック地方を占領する。
エルフの奴隷だった人間種族(古シロディール人)が、アレッシアという女性に率いられて反乱をおこす。
シロディールで人間とエルフの戦争が勃発。
エルフが打倒され、アレッシアが女帝に即位。
シロディール第一帝国の成立。『エルフの時代』の終焉。
女帝アレッシアが、人間種族ノルドとエルフ種アルドマーの神々を合わせて八大神を創設。
●一紀2840年
シロディール第二帝国とモロウィンドの戦争。
シロディール皇帝、暗殺される。アカヴィル出身のヴァルシーデュ・シャイエが玉座を継承。第一紀の終焉。
☆第二紀☆
(約900年)
ヴァルシーデュ・シャイエがシロディール第二帝国を統治。
●第二紀230年
サマーセット島にて魔術師ギルドが創設される。
ヴァルシーデュ・シャイエ、暗殺組織モラグ・タングに暗殺される。
●第二紀350年
モラグ・タングから分離した勢力、闇の一党として活動を始める。
モラグ・タング、皇位継承者を全て暗殺する。
シロディール第二帝国の終焉。
サマーセット島とヴァレンウッドにて、エルフの自治領が成立する。
●第二紀852年
人間種族の同盟軍、シロディール帝国に侵攻。
同盟軍の将軍タロス、王者のアミュレットを奪還し、皇帝を殺害。
タロス、名前をタイバー・セプティムに改名し、皇帝に即位。
セプティム朝=シロディール第三帝国の成立。
●第二紀896年
タイバー・セプティム皇帝、タムリエル全土を征服。統一を果たす。
第二紀の終焉。
第二紀終焉に至る過程で、古エルフ種---ドワーフを含む---が滅亡。
同時に、古エルフ種が築いた高度な文明が断絶する。
☆第三紀☆
(約430年)
●第二紀897年=第三紀0年
帝国の皇帝タイバー・セプティム、タムリエル全土の統一と第二紀の終焉を宣言。
●第三紀127年
皇帝ユリエル3世、ハンマーフェルの争いで捕われ、生きたまま焼かれる。
ユリエル3世の叔父、セフォラス1世の戴冠。
●第三紀368年
ユリエル・セプティム7世の戴冠。
●第三紀389年
宮廷魔術師のジャガー・サーン、ユリエル・セプティムをオブリビオンの次元に幽閉し、皇帝になり替わる。
(The Elder Scrolls Ⅰの物語)
●第三紀417年
奇跡的な平和または西方の歪みと呼ばれる現象が起こる。
(The Elder Scrolls Ⅱの物語)
●第三紀427年
モロウィンドにて、ダゴス・ウルが事件を起こす。
(The Elder Scrolls Ⅲの物語)
●第三紀433年
オブリビオンの動乱が起きる。
(The Elder Scrolls Ⅳの物語)皇帝の血筋が途絶えたことにより、セプティム朝と第三紀の終焉。
☆第四紀☆
●第四紀0年
元老院のオカトー大議長、帝国評議会を主導し、皇帝親衛隊のブレイドとともに、『皇帝なき帝国』の運営が始まる。
●第四紀1年
ブラックマーシュ、エルスウェーアが帝国からの離脱を宣言。
●第四紀168年
ブラックマーシュ、事実上の独立状態に。ハンマーフェルは内戦、モロウィンドは火山の大噴火による復興途上。
帝国の支配が及ぶのは、事実上シロディールとスカイリム、ハイロックのみとなる。
●第四紀200年
スカイリムで内戦が勃発する。
(The Elder Scrolls Ⅴの物語)
skyrimの書物
『九大神の騎士』
●九大神の騎士の存在は、今でこそほとんど忘れられているが、当時、その名はシロディール中に---というよりも、帝国中に知れ渡っていた。セプティム帝国では初期のある短い期間、全ての人々が彼らの冒険談に夢中になった。しかし、彼らの名声は、他の多くの有名人の噂話とともに、レッド・ダイヤモンド戦争の混乱の中で人々に忘れられ、今では彼らの修道院がどこにあったのかすらわかっていない。
●九大神の騎士は、第三期111年。アイル戦争で英雄的な活躍を見せたアミエル・ラナス卿によって結成された。その目的は、何千年もの間失われていた、伝説の聖戦士ペリナル・ホワイトストレークの武器・防具などの聖遺物を探し出し、取り戻すことであった。
彼らは第三期初期の自信と野望に満ちた風潮の申し子であった。
タムリエルが統一され、人々が何世紀ぶりかの平和を謳歌していたあの時代、不可能なことなど何一つなかったのである。
●アミエル卿が騎士たちを率いてエリングレンのワイアームを倒し、第一期から行方不明だった聖戦士の銅鎧を持ち帰ると、結成間もない九大神の騎士の名声は一挙に広まった。すぐに、その当時の偉大な騎士たちが九大神の騎士に加わろうとやってくるようになり、シロディールのウェストウィルドにあった九大神修道院は高潔で善良な者を磁石のように引きつける場所となった。
●九大神の騎士は国中の称賛の的であった。コロヴィアの名門貴族の御曹司ベリック・ヴリンドレル卿が加わるころには、九大神の騎士は帝都で最も栄光ある騎士達になっていた。
その後、比較的短い期間に九大神の騎士はさらに3つの聖遺物を発見し、その度に彼らの名声はより高くなっていった。誰もが、最終的に彼らが8つの聖遺物全てを取り戻すだろうと信じて疑わなかった。
●しかし、悲しいことに、彼らの当初の信念は第三期121年に始まったレッド・ダイヤモンド戦争による帝国の分断と荒廃の中で途切れてしまった。当初、アミエル卿は騎士たちを戦争に出さないつもりであったが、彼らの名声がそれを許さなかった。
多くの騎士たちが帝国の名門家庭の出身であり、どの家もこの血なまぐさい内戦でどちらかの側について戦っていたのである。
●ベリック卿が最初の脱落者であった。彼はセフォラス(後の皇帝)の側について戦うため、聖遺物である剣・グリーヴを身につけて戦場に向かった。他の多くの騎士たちもまた、その後まもなく九大神の騎士を離れ、敵味方となって戦った。
九大神の騎士の最期は、その初期の栄光に比べて酷く不名誉なものとなった。第三期127年。セフォラスの勝利で戦争が終結すると、ベリック・ヴリンドレルは勝軍の功労者として重要な位置につくこととなった。
●第三期131年に帝国が発令した九大神の騎士の解散布告の背景には、ベリック卿の圧力があったものと見られている。この布告はほとんど形式だけのものであったが、アミエル卿の尽力にもかかわらず、九大神の騎士が再結成されることはなかった。
九大神の騎士によって取り戻された聖遺物はどうなったのだろうか?
聖戦士の剣とグリーヴはベリック卿が持ち去り、それらは今どこにあるかわかっていない。
●聖戦士の篭手は、シロディールのコロールという町、ステンダール聖堂に安置されている。第三期139年、カシミール卿が不名誉な死を迎えた際、そこに残したまま動かされていないのである。
聖戦士の銅鎧の所在は不明である。アミエル卿は第三期150年に九大神修道院に一人で住んでいたところを目撃されているが、それ以降の彼の運命と銅鎧の行方は歴史の謎となってしまった。このようにして、九大神の騎士は歴史の彼方へ消え去ってしまったのである...