1996年に発売された鬼畜王ランス。
現在アーカイブとして無料配布されているとはいえ、インストールが七面倒だったから敬遠していた。
だけど正史もそろそろ佳境ということで、いまさらながらにプレイしてみました。
ナンバリングタイトルと異なり、鬼畜王は完全な外伝かつ発売も大分昔なので、設定など今とは異なる部分が多い。とくにキャラの性格などは顕著に変化したといえます。
とくに最新作でヘルマンが舞台になっているので、旧作の鬼畜王と比較してみると面白いかも。
まず、盗賊編。ここはまあ慣れるためのポイントだから、対して苦労はしようがない。
盗賊の頭になって、略奪を繰り返す情けないランスから始まります。
闘神都市が落下していたりすることから、たぶんランス4までの世界から分岐したIF世界、という位置づけなんでしょう。
ランスは、ヘルマンでの盗賊活動で好き勝手していたが..。
ヘルマン警備隊にやられる、シィルが捕まる
↓
復讐とシィルを助けるためにリーザス国王になる
↓
ランスの無茶苦茶な戴冠演説で、リーザスで反乱おきる
ランス『愚民共、俺様の為に死ね!!』
といった感じ。そりゃ、反乱おきるよ..
主力軍はランスの味方になるとはいえ、しかしリーザスは内乱状態に。
まずはこれを鎮圧することが第壱目標です。
こっから、戦闘システムに慣れていない、というか理解しきれていなかったのでレイラが死んだり、メナドが死んだりで泣く泣くロードを繰り返す..。
やっと要領がつかめてきたあたりで、サクッと反乱を鎮圧。
魔王ケイブリスのssを読んだ身としては、エクスにも生きていてほしいので処罰はしませんでした。
反乱鎮圧後はのんびりとやっていられるわけではなく、即座に魔人カミーラ、レイ、ラ・サイゼルの3人が魔軍を率いてリーザスへ侵攻してきます。
その狙いは、リーザスが客人として迎えていた来水美樹と、小川健太郎。
美樹=魔王リトルプリンセスの命を狙ってやってきたようです。
改めて見てみると、戦国ランス(ランス7)の戦闘システムの原型が、鬼畜王なんでしょうね。
こうしてみると、システムの進化ぶりがよくわかります。
※画像はチートセーブを使用しています
正史では未登場の、雷を操る魔人レイ。
ケイブリス派につく理由からちょっと同情的だったけど、性格がムカつくからないわー。
魔人ガルティアもあまり好きじゃないけど、レイも嫌いになった。
相手は魔人なので、当然ながら無敵結界があります。
したがって、配下の魔物はともかく、魔人に対しては一切のダメージが通らない。
魔剣カオスを手放しているランスにも対抗手段はなく、とにかく防御するほかありません。
しかし、健太郎が手にしていた聖刀日光がすぐに手に入るため、ランスは一応魔人にダメージを与えることはできます。また魔人サテラとメガラスの2人が仲間になってくれるので、対魔人の防衛に役立つ。
この2人は、人類圏の争いには一切興味がないので、対人間の戦いで2人を出撃させることはできない。対人間の戦いに魔人がいれば無敵だから当然の処置かも。
無敵結界は、魔人の攻撃を防ぐことはできない。
魔人サテラとメガラスは、美樹の護衛の他にも魔王への覚醒を強く促します。
長く続くホーネット派とケイブリス派の争いは、既にホーネット派の敗北濃厚で、一刻の猶予もないからですね。
サテラとメガラスの2人が美樹の護衛として派遣される中、魔物界では波乱が。
魔人筆頭にして、ホーネット派を率いる魔人ホーネット。
シルキィは、もはや悠長に構える余裕がないことをホーネットに訴えます。
当然ホーネットも事態の逼迫に気づいているけど、あくまで前魔王ガイの遺言に従い、美樹の自由意思に委ねる。
しかしケイブリスは待ってはくれません。
魔人の中でも最古参にして、最強の魔人ケイブリス。
人間界に対して非干渉を訴えるホーネット派を抹殺し、また逃避行を続ける魔王リトルプリンセスを殺して自らが魔王となる野望を持つ。
魔人ラ・ハウゼルと鬼の魔人バボラが激突。
シルキィと虫使いの魔人ガルティア軍の対決。
いずれも、ホーネット派の劣勢。敗北は時間の問題といったところ。
それにしても、実際に鬼畜王をプレイしてみるとわかる。
魔王になったケイブリスのHP6万がどれだけすごいかを...。
LP3年8週ごろ、自由都市の大半とシャングリラを占領。
ちょっと遅めかもしれないけど、まあ初プレイだしこんなものでしょう。
この後はヘルマンを攻めるかゼスを攻めるかだが..
順当に行って、まずはヘルマンに侵攻することにします。
最新作の舞台になったヘルマンは、旧作では帝国ではなく王国でした。
シーラも皇帝ではなく女王です。
リーザス王国がヘルマン王国へ宣戦したことで、第8次LH戦争の幕開けに。
リーザスとヘルマンの争いの歴史も、これで終止符が打たれる。