まずはこの記事をご覧ください。



この記事を見ると、ハロウィンが日本で急激に広まった経緯について書いてありました。日本でハロウィンを目にするようになったのは20世紀末だというのがわかりました。そしてクリスマスに湯水の如く金を使うのを忌避する受け皿として2009年以降ハロウィンが急激に広まった……ということが書いてありました。

残念ながら私にはクリスマスの受け皿がハロウィンというのは単純には信じることができません。

1997年以降行われているディズニーリゾートのイベントがきっかけに外部にも広まったとは到底考えられないからです。むしろハロウィンは人為的に、そして急激にゴリ押しされたものだと私は信じています。
で、その急激にゴリ押しされるきっかけになったものは2010年11月に、菅直人氏が首相だった時にTPP(環太平洋戦略的経済連携協定。ただしTPPのT、つまりTransは横断という意味であり、実際には加盟国二国間どうしの協定の総称という意味と思われる)参加表明をしたことではないかと思われます。

ここからは小林よしのりの「反TPP論」という本からの参照になります。

89ページ:日本独自の慣習・文化から日本語という言語に至るまで、やろうと思えば「非関税障壁」として訴えることができる。

現時点ではTPP自体がボツ同然になっていますが、もしTPPに加盟してしまった場合、例えば渋谷で大暴れするのを禁止したらそれこそ訴えられてしまいます。そりゃハロウィンは日本の慣習ではないですからね。trick or treatの本当の意味は「騙される(ハメられる)か、おごるか(どちらかを選べ)」。たかりや恐喝を連想してしまいます。

100ページ:ヨーロッパがキリスト教を侵略の道具として植民地を広げている

これは私の独断と偏見ですが、ハロウィンって文化侵略みたいなところがあって嫌だと思っていました。例えて言えば畳の部屋に土足で踏み込むようなイメージです。そしてこのコロナ禍で、ハロウィンは文化侵略であると強く感じました。コロナ禍で多くの祭りやイベントが中止に追い込まれた反面、昨年(2020年)はオンラインとは言えハロウィンは行われたこと、さらに今年はオンラインのみならずリアルで行われた……まさにハロウィンの正体見たり、としか思えません。