私、好きな人がいるんだけど
その人が今日、土砂降りの中、傘を貸してくれたんです…
『使う…?』
いつものぶっきらぼうな感じの表情と声で。
『俺は友達に入れてもらうから、いい』
それなのに…
あなたは自分の上着と帽子、あの可愛い子に貸しちゃったんだね
雨の中、自分だって寒かったはずなのに
そこまでしてあの子のことがほっとけなかったの?
そんなにあの子が気になったの…?
あなたとあの子の楽しそうな笑い声が聞こえるたびに
あなたとあの子の笑顔を見るたびに
あなたがあの子に上着をかけてあげて…帽子をかぶせてあげたのを見ちゃって
私泣きたかった…
好きだって言ってくれたのに…
やっぱりあれは本気じゃなかったのかな
ねえ
どこを見てるの
誰を見てるの
私はあなたを見てるよ、想ってるよ、気づいてよ…
