Yokoの Life is Beautiful!

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アラフィフ・レディのマチュアな旅ジャーナル。
皆が羨むようなゴージャスな旅でもなく、かといって、貧乏旅行ってことでもない、ほどほどの旅行の記録と記憶を綴ります。

皆様、こんにちは。


ご訪問いただき、有難うございます。

 

 

引き続き、2019年9月パリ旅行のブログ、

 

リュクサンブール宮殿の見学の続きです。

 

SALON VICTOR HUGO

ヴィクトル・ユゴーの部屋

 

 

 

 

 

扉の上にあるレリーフがヴィクトル・ユゴーだ、ここにきて、やっと知っている名前と思って写真をとったのですが、まさか、このお部屋の名前がヴィクトル・ユゴーのお部屋だったとは・・・・

 

 

 

 

このお部屋は、1889年にアナン・メルシエによって彫られたヴィクトル・ユゴーの胸像にちなんで名付けられたそうです。

 

ヴィクトル・ユゴーは、『ノートルダム・ド・パリ』、『レ・ミゼラブル』で知られるフランスを代表する文豪でありながら、1845年から1848年までフランスの貴族院議員、その後、ナポレオン3世のクーデターに反対し、亡命生活を送りますが、帰国後、1876年から亡くなる1885年5月22日まで第三共和政の上院議員を務めた政治家でもあったのですね。

 

リュクサンブール宮殿に、彼の名前を冠したお部屋があるのも納得ですねウインク

 

 

そして、次に現れたお部屋が扉から行きます!

 

 

La salle des Conférences

会議室

 

この豪華でヴェルサイユ宮殿の鏡の間やオペラ・ガルニエのグラン・ホワイエを思い起こさせるお部屋は、日本語に訳すと『会議室』なんですが、とても素敵なお部屋ですよね。

 

このお部屋は、約650平方メートル(長さ57メートル、幅10.60メートル、高さ11メートル)と、ルーヴル美術館のアポロンのギャラリーと同じ広さを持ち、第二帝政時代の豪華な装飾が施されています。

 

シャンデリアは1つだけなので、鏡の間やグラン・ホワイエに比べると一見、寂しい感じもしますが、壁などの装飾がとても凝った作りで、かなり豪華賢覧なお部屋でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の装飾は、1852年から1854年の間に制作された第二帝政期の最も裕福なものの1つと言われています。

 

 

クーポラの天井画

 

『ナポレオン1世の神格化』

 

ジャン・アロー(1854年)

ナポレオン1世の神格化が描かれており、ナポレオン1世が赤い皇帝のマントをまとい、平和のジェスチャーで両手を広げています。

また、ナポレオン3世の治世によって開かれる「未来」をも表現されているそう。

 

 

 

 

ナポレオン1世の玉座

 

木の部分は金箔、ベルベットには刺繡が施された、これぞナポレオン椅子と言える立派な椅子ですね。更に手すりの彫刻が威厳を増し増しにしてる感じがします。

 

 

 

 

西側の半円形ドーム

 

 

 

西側の半円形ドームに描かれているフレスコ画は、アンリ・レーマンによるものです。

 

メロヴィング朝やカロリング朝の時代のフランスが信仰と独立を取り戻す様子やフランスの起源からシャルルマーニュまでの歴史が描かれているそうです。

 

アンリ・レーマンは、ドイツ生まれのようですが、パリに移住し、ドミニク・アングルの元で学んだ画家さんです。

 

 

こちらは、東側の半円形ドームのフレスコ画

 

西側と同じく、アンリ・レーマンによるもので、「第一回十字軍からルイ14世までのフランスの叙事詩」、または「カペー朝、ヴァロワ朝、ブルボン朝の下でフランスがその宗教と統一のために戦う姿」が描かれています。

 

 

 

ちょっと大人っぽい天使?の燭台があったり、

 

普通の可愛らしい天使もいました。

 

 

 

ここにも天使が・・・・

 

壁や天井など装飾が素晴らしくて、いつまでも見ていられる空間。

 

 

 

もともと置かれていると思われる長椅子にも、普通に座らせてもらえるって、なかなかないような気がします。

 

 

天井もこの通り、彫刻と絵画で埋め尽くされていて、鏡の間やグラン・ホワイエに引けを取らないほどの豪華のお部屋でした。

 

 

 

 

 

 

いつまでも見ていても飽きなさそうな豪華賢覧なお部屋でしたラブ

 

 

 

会議室を後にして、通り過ぎたのは


彫像のギャラリー

 

並んでいるのは、19世紀の偉大な人物・政治家たちの胸像です。

 

そして、その先は・・・

 

 

 

Salle des séances

議事堂

 

 

上院の議事堂は、その半円形の形から『l'hémicycle』(ヘミサイクル)と一般に呼ばれいるそうです。

 

現在のヘミサイクルは1836年から1841年にかけてアルフォンス・ド・ジゾール(1796-1866)の設計に基づいて建設されました。

 

ヘミサイクルには、議員たちの席側の大ヘミサイクルと、それに対面する上院議長および書記官のための小ヘミサイクルがあります。

 

こちら側が、大ヘミサイクルですね。

 

 

大ヘミサイクルを囲んでいる木製のパネル。

 

これまで見てきた彫刻とは違い、木彫りの彫刻なのですが、凝っているうえに照りもよくて、見入ってしまいました。

 

大ヘミサイクルには、シャルルマーニュとサン・ルイの2人の象徴的な君主の彫像が飾られています。

 

シャルルマーニュ の彫像

フランク王および西ローマ帝国皇帝であるシャルルマーニュの彫像の制作は彫刻家アントワーヌ・エテックスに委ねられました。シャルルマーニュは偉大な立法者であり、王国の運営を徹底的に改革し、文化的な復興に貢献しました。

 

 

ちょっと横顔でわかりにくいですが、

サン・ルイの彫像
 
大ヘミサイクルからみた小ヘミサイクル
 
直径9Ⅿの半円形で議長席・書記官の席があります。
 
真ん中に警備員らしき人がいるのが見えますでしょうか。
 
人の大きさと比べると上に立っている彫像がどれだけ大きいか、おわかりになるのではないかと・・・
 
 
1844年から1846年に制作された旧体制および帝国時代の偉大な立法者や政治家(テュルゴー、モレ、アグセソー、ルイ・ド・ロップ、コルベール、マルゼルブ、ポルタリス)の7つの大理石の彫像。
 
これらの彫像はかなり大きくて、迫力がありました。
 
 
リュクサンブール宮殿は、マリー・ド・メディシスの居城でしたが、この議事堂もそうですが、それぞれ、時代に併せて、改築されてきたんですね。
 
議事堂自体も議員が増えて、手狭になり、改築されてきた歴史があるようです。
 
 

フランス フランス フランス フランス フランス フランス フランス フランス 

 

パリ・オリンピックが近づいてきましたね。

 

いろいろ盛り上がっているようですが、円安を思うと、今年はパリにしなくて良かったと思っています。

 

とは言いつつ、ユーロ圏のスペインに行くのですが・・・

 

昨日、映画『オペラ座の怪人』を観てきました。 

 

公開20周年記念で日比谷で上映されているのですが、有名なミュージカルであの印象的な音楽は、フィギュアスケートの楽曲にも選ばれたりもしていますが、実際、ミュージカルも映画も観たことがなかったのでストーリーも知らなったのです。

 

私がこれほどパリ好きになったのも2017年の旅行以降なので、このミュージカルにそれほど関心もなかったし、映画をよく観るようになったのも2018年の『グレイテスト・ショーマン』を観てからなんですよね。

 

今回、オペラ座の怪人と言えば、オペラ・ガルニエだよねって、パリ好きなら観て当然ということで、気合入れて観てきました。

 

この歳になって、初のプレミアムシート

 

映画は、数多く見たいので、出来るだけお得に観るかだけをこれまで考えてきた私。

 

今回もたまたまなんですが、混んではいないけど、一番見やすい席・列がなくなりつつあって、パリのオペラ座の映画だし、ゆったり見たいなという思いもあって、思い切ってプレミアムシートにしてみました。

 

でもですね。プレミアムシートでも、ムビチケ使えるんですね。(実際に使ったのTCチケットというTOHOシネマズの前売券です)

 

TOHOシネマズのプレミアムシートは、3,000円なのですが、通常の鑑賞料金2,000円をTCチケットにすると、プラス1,000円なんです。

 

TCチケット(1,500円)は予め購入済みなので、あと1,000円払えばプレミアムシートなんだと思えば、意外とハードルが低かったです。

 

予め購入しているとはいえ、結局のところ、2,500円なのですが、最近の映画はIMAXとかですと、加算金があったりするので、それほど贅沢なものではないのかなと思いました。

 

実際、プレミアムシートは、席も広く、両サイドのひじ掛けもあり、荷物置き場もあったので快適でした。

 

普段から荷物が多い私としては、荷物置き場があるのは有難いです。

 

プレミアムシートの位置も劇場の一番、見やすい列に設定されているので、そう考えるとプラス1,000円ならその価値有りですね。

 

肝心の映画もストーリーはちょっと哀しかったですが、ミュージカルシーンが迫力があって良かったですルンルン

ミュージカル映画って、私、寝落ち率高いのですが、今回はそれがなかったです爆  笑

 

オペラ座については、オペラ・ガルニエを完全に再現したのではなく、映画用にもっと官能的にアレンジして作成されたセットでした。

 

この点は、パリ好きにとっては、何とも言えないところでしたが、映画は楽しめました。

 

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そんなところで、リュクサンブール宮殿の見学は、まだ続きますが、一番の見どころは、今回の会議室と議事堂だったと思います。

 

長くなりましたので、次回に続きます。

 

最後まで、お読みいただき、有難うございました。