青天の霹靂 ②
2014年7月7日 七夕の日
その日も、明け方に股関節の痛みで目が覚めた
いつもとの違いは、
痛み止めを飲んで2~3時間たっても痛みが治まらなかったこと
ただ、だんだん軽くはなってきていて、
そのまま放っておこうかなぁ~、とも悩んだけれど、
「これを最後に」と決めて、朝イチで整形外科を受診することにした
(メンタル的なものかと思い込んでいたので…(笑))
簡単な問診の後に、まずは股関節のレントゲン。
骨には異常なし。
体重をかけなくても痛むので、
股関節炎の可能性もある、ということで、お熱を測ってみる。
37.5℃
「おや」 少し空気が変わり、
念のため、と血液検査の項目を少し増やして、股関節のMRIも追加。
しばらくして診察室に呼ばれて入ると、
泣きそうなお顔をした先生が、
「何か既往ってありましたっけ…」
「特にないけど…何かしら」 と不思議に思ったけど、
血液データを見て納得
ヘモグロビン 6.9 (だいたいの基準値:11~15)
血小板 1.6万 (だいたいの基準値:15万~35万)
LDH 8000 (だいたいの基準値:120~230)
見事なまでのパニック値のオンパレード
それは先生も泣きそうなお顔になるな…
(パニック値というのは、普通じゃ絶対にありえない値、
これを見たらパニックになるくらい焦る、という値(自己解釈))
すぐに血液内科の先生に併診をかけていただき、
しばらくしてまた呼び込まれる。
Dr :
「今、急いでですけど血液像を見てきました。
パッと見ただけで、すでに芽球が見られてるんですね…」
私 :
「・・・はい」
(普通、医者ならこの時点で病名に気づくはず
ただ 恥ずかしながら私、勉強大嫌いだったもので、
まったくピンッときておらず。
でも知ったかぶりは得意分野 わかってる風~な お返事で返していた)
Dr :
「まだ確定ではないですが、ドクターとのことなので、
はっきり言いますね。
白血病の可能性が極めて高いですというか間違いないと思います」
私 :
「…」
(ここで初めて理解。もっとまじめに勉強していれば…)
こうして突然の告知を受けた私。
現実なのか、夢なのか…全く実感がなくて、
涙がポロポロ出ては止まり、ふと冷静になったかと思えば
親に電話しては泣き…
涙と気持ちのコントロールができなかった。
その後は、
上司に連絡して、親に連絡して…とばたばた
本当に本当に ありがたかったのは、
上司がすぐに病院まで駆けつけてくれ、
親が来るまでずっと付き添ってくれたこと
親も離れていたのに、すぐに飛んできてくれたこと
色んな人に守ってもらっているんだな、
と こんな時に実感した
いやしかし、こんなにも激しい血液データに、
気づかないものなのか。
曲がりなりにも医者なのに…
しかも、異常データを目の当たりにすると、
どんどん具合が悪くなってくる…
「病は気から」とはよく言ったもの
でも、よくよく振り返ると、思い当たる症状がたくさん
ちょこちょこ、「おかしいな」 とは思っていたし、
そういえば周りにも訴えていた (冗談交じりで…)
(私に出ていた自覚症状は、また別でまとめてみることとする)
(メンタルだなんて疑ってごめん、私の身体)