30歳から・・・50年・・・・・・。


子供もまだ 手のかかる小学生だったのに、
夜通し、レッスンに出かけ、
仕事とフラメンコと家庭で 多忙だった34歳。

人生のターニングポイント、
次女を妊娠。 
これは、どう考えても、 フラメンコの神が与えた姫。

この3人の母となったあたしが、
人生において、一番、大切なものは、「生きること」
家庭、子供、そして、復職してから、
思う存分、フラメンコのごほうびを、と軸を広げた。
「 立ってるだけで、 フラメンコ 」な母になろう、と。


衣装を次々に新作を買うことより、 娘が手をたたくこと。

新しい情報に つぎつぎ翻弄されたり、スペインを知らなくても、
湯船につかって、アレグリアスを唄うと、 
ほっぺを赤くしてにっこり笑う娘の顔、

本場のオリーブオイルよりも、
駅にできたスペインバルで、 フラメンコな仲間と食べるスイーツ。


フラメンコは、自分のまわりにそこここに、どこにでも在る。

20日周辺には、愛する夫が、
「パセオ 出たんじゃない?  買ったのか? 」と帰るコールくれること。


青い空と、キレイな空気に、 冬は真っ白になるこの地でも
耳と目と、 この健康な足と腰と、

ハートがあれば、フラメンコを味わえる。


そう思って、生きている踊る専業主婦、かるめんが
35歳で・・・・・

髪の根元の白髪を染めながら、 腹筋を鍛えながら、
子供たちの学校へ、
かっこつけて参観日で お尻に1万円札はさめたイメージで
立ちながら


生きてきた艶な若さだったわ・・・・・。


(まず、45歳、 いまから10年後に また 考えよう。 )


そして、 東京へ遊びに行ったとき、まっさきに、
高田の馬場のじっちゃんに、逢いに行き、

隠し義理父に向かって、我が、最愛の夫が、

「  お義父さん、わかめつけますか?  」 と言うだろう。





↑ mixiの 「フラメンコはライフワーク 」のコミュにて。

 これは、45歳( 今から、10年後)の自分が、35歳を(今)振り返っている、

というイメージで書いた。


なんだか、リアルだなぁ・・・・。   でも、好きだ。