私は母に話すことができなかった。
お茶を濁して昨晩ははなさなかった。
そして今朝。
あんなショックだった結果があるのに、私は昨晩7時間もぐっすり寝られた。
私って、結構強いじゃない?
あまり深く考えず、電話した。母に、すべて話した。一気に。
最初は声がほんのちょっと落ち込んだように聞こえる。泣くのかな?そしたら私も泣いちゃう、なんて思いながら一通り話し終わると、母は突然毅然とした声で
「そっか、じゃ、癌と共存していくくらいの気持ちで、決して油断せず、生きていけばいいのよ。それだけのことよ。頑張ろうね。」
と言ってくれた。文字にすると伝わりにくいが、あったかくて、逃げない決意を込めたような強さがあった。
安心した。
母は、調剤薬局を長年経営してきた人。母はこうやって患者さんと接してきたのかな。かっこいいなー。
そして母は、バイオアルゲンというサプリのドリンクと、ルミンAをすすめてくれている。
今まで素直に母の忠告を聞いた試しがないけど、今回は迫力があった。