情が私心として孕まれているように思えたからだ。
しかし、スバルがその真意を問い質そうと口を開くより前に、
「おーい、準備ができた。本気でやるなら早めに乗り込んでくれ。三両目の荷台に頼む。爺さんはいつもの手筈だからそっちのガキに教えてやってくれ」
omega 腕時計
御者との話し合いを終えたカドモンが戻ってきて、スバルたちに準備が終わったことを報せてくる。ロム爺はそれに手を掲げて応じ、物言いたげなスバルを静かな瞳で見据えてから、
「なんにせよ、まずは詰め所を突破せんと話にならん。お前さんじゃから特に注意しておくが、余計なことはするでないぞ。緩んでおるとはいえ王都の衛兵じゃ。見つかったらかなり懐が痛む結果になる」
「そこでぶった斬られるとかじゃなく、金払えば済んじまうってあたりにそこはかとなく腐敗の温床を感じるけど……気をつけるよ」
微妙に納得いかない気持ちながらもスバルは頷き、歩き出すロム爺の背に続く。
上層へ向かう竜車の数は四台あり、商い通りの広い道幅の半分近くを占有するかなり巨大なものだ。荷を引く地竜も、スバルがこれまでに見たいずれのものとも種類が異なり、細身でトカゲのような印象を受けた奴らと違い、足が太く短いそれは鈍重なカメのような雰囲気をスバルに思わせていた。
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計四頭の地竜に四台の荷車。スバルとロム爺が乗り込むのはその中の三番目の荷竜車であり、荷台に載せられている主な商品は――、
「すげぇ生臭いと思ったら、ひょっとしてこれって魚系の積み荷?」
「鼻が曲がりそうになるから、衛兵の目も入り難い。儂らの臭いも紛れるから好都合じゃな。ほれ、臭い消しようの香料を忘れるな」
アルピニスト オメガ