Nick, I love you.
わたしの弟です。っていっても、おじーちゃんでしたけど。
Nick。1994年12月20日生まれ。享年14歳。
今朝亡くなったと、通勤中に姉からメール。
涙が止まらなかった。帽子かぶっててよかった。
わたしの人生の半分を一緒に過ごしました。1歳なってないくらいで我が家にきました。よちよち歩いて、まだ小さかったわたしもニックに夢中でした。一緒に遊んで大きくなって。そのときは、この日が来るなんて思っとらんかった。
食い意地がはっとって、人が食べとるものを横から食べようとるする。バナナとじゃがいもが大好き。よく食べるのに太らない子。羨ましい。
ほえるし、しゃべる。遊ぶの大好き。散歩大好き。淋しがりや。ママ(ボス)とパパ(友達)大好き。わたし(姉ちゃん)は普通、姉(ライバル)は同レベルに見てたはずw
勝手に柵をとっぱらって3階に侵入して、部屋の戸開けて入ってきたときはびっくりした。
あんまり散歩には行かなかったから、ベランダに出して走らせたり、風が気持ち良い日は抱っこして風にあたらせた。このときばかりはおとなしく抱っこされるゲンキンなやつ。
異様に臭くて、よくねじって(なすりつける)きた。もうほんと臭い!甘えると見せかけてねじる!みたいなw
わたしが泣いとるときは、側におってくれた。
わたしが東京に出てきたことで、きっと見送ることはできないだろうと思ってました。でも、ニックはお嫁さんももらわず友達もおらんくて、だから早く結婚して子供を産んで、見せてあげたかった。新しい「いのち」を。
ニックは亡くなる前に、一生懸命吠えてママと姉を呼んだそうです。ママの手に頭を乗せて、息を引き取ったそうです。
ママとパパは離婚して別居したから、そのあとパパが来て、ニックを引き取りました。離婚する前、ニックはほとんどの時間をパパと過ごしていました。パパにとってニックは唯一の男の家族で、よく遊んでました。だから、パパは生前にたくさん遊んであげられなくて本当に辛かったと思います。
でもそれはママの優しさでした。すでに老衰で耳が聞こえなくなってたニックは、一人暮らしになるパパと一緒に暮らせません。せめてパパと会わせないようにして忘れさせて、穏やかに老後を過ごさせるためでした。
ニックを引き取った後、パパは久しぶりにニックとふたりで過ごしました。
ニックはそのあと、他に亡くなってしまった子達と一緒に身も心も天国へ行きました。
やっと、わたしたち以外に友達ができたとおもいます。ニックは淋しがりやから、みんなと一緒で良かったね。
大好きなバナナも、パパにたくさんもらったんやよね。いっぱい食べていいけど、よく噛んで食べてや?あんたすぐ丸呑みするんやから。
わたし、最期に抱きしめてあげることできんかったけど、でも大好きやょ。
わたしのこと、忘れんといてね。
わたしも。忘れんよ。
彼らは、わたしたちよりも長く生きることはできない。それでも、その短い命を振り絞って、わたしたちに「いのち」の素晴らしさを教えてくれる。とても尊い存在です。
とてもとても辛いし、今も涙が止まりません。
それでも、わたしはきっと、新しいいのちと暮らすでしょう。
それが素晴らしいことだと、知っているから。
あくしゅ。



