燐ブログ -5ページ目

燐ブログ

五感を研ぎ澄ませ、心を枯らすな

6月某日

三軒茶屋の仄暗い地下にて

荒れ狂う爆音の海のなか
泳ぐように舞う女性に出会った

 

器としての肉体は

人体という概念を超えて

充ち満ちる魂をあふれさせながら

一瞬一瞬が絵画のよう繊細で

洗練された線で描かれた景色だった

 

 

完全に意識をもっていかれた私は

ちっとも動けなくなってしまった

 

そんな時は決まって、ポロポロ泣いてしまう

 

 

 

 

音がやんでしまえば

いつも通りの三軒茶屋Heaven'sDoorで

皆、ガヤガヤと酒を飲んだり喋ったり

祭りのあとの空気感

 

しかしながら、

自分の頭の熱は冷めやらぬまま

さっきまで踊っていた女性に声をかけた

 

この時、あれほどお酒が入ってなかったら

畏怖の念で近寄れなかったかもしれない

お酒様の力

 

「人体としてのカタチを超えて、まるで魂そのもののような踊りで、とても感動してしまいました…!」

感動した思いをもはや一方的に

べらべらごろごろ伝えまくる

 

そのお返事に、

こちらへの称賛もいただいたのだけれど

もうそんなことはどうでもよかったし

不躾にも内容をすっかり忘れてしまっている

 

自分のことなどどうでも良かったのだ

 

かろうじて記憶しているのは

彼女が彼女について話してくれた言葉

 

「(こちらの支離滅裂な怒涛の称賛に対して)そんな風に言っていただいて嬉しいです。私もう、踊りをやめようかと考えていたのですけれど、なんだか続けてもいいなって思えてきました」

 

(ちょっと言い回しとか違った気もするけれど…だいたいそんな感じ!)

 

と、彼女は言うのだ

 

どひゃーーーーー、である

 

どひゃーーーーーーーー!!

 

こんな素晴らしい踊りをする人でも

やめようとか考えるのか…!

 

一周回ってギルティだ…!!

 

もうなんか、そこからは勢い任せであった

 

「あの、まだその、ちゃんと決まっていないのですけれど、えーっと、9月の下旬に、知人の絵画展で、私が演奏するというのがあって、ぜひ、そこで踊っていただけませんか…!?」

 

 

 

『私の音楽で踊っていただけませんか?』

 

 

 

なんて、人生でそうなんども言うセリフじゃねえ

 

 

そしてありがたいことに

その場で快諾してもらえたのだ

 

 

「ふぉおーーー!ありがとうございます!

じゃあ、なんか連絡先とか…」

 

『ぎえーー!熱量高くて気持ち悪いぃぃいひー!』

自分で自分に嫌気がさしそうになっていると

 

「あ、私SNSとかやっていなくて」

 

そう言って、彼女は電話番号と

「栄江」と名前を書いた紙をくれた

 

『はぁ…、このご時世に…、

 そんなことなかなかナイぜ!(感動)

 好き!!(好き!!)』

 

という事象の連続

コンクリートジャングルで

孔雀にでも出くわしたのかというほど

なんだか不思議な気持ちになってしまったもんだ

 

 

それが、自分と栄江さんとの出会い

 

 

この先、また一緒に何かができるかもしれないし

そうじゃないかもしれない

 

『運が良ければ』

 

とてもドライで、とてもアツい

固執しない、その感じがすごくいい

 

 

 

 

って

 

 

思い出しながら書いてて思うけど

 

テンション上がった時の自分

本当に気持ち悪いな…

 

絶対に挙動不審だったし…

 

 

 

でも、そうやって

気持ち悪くも純粋な気持ちを

きちんと伝えた結果に心きらめく時間を

一緒に作ることができたのだから

本当に幸運だと思うね

 

ってなわけで、

9月28日ぼくのみるゆめ展での

joint liveから「純粋な奇形児」をYoutubeにあげましたので紹介

 

 

 

 

 

生きている人間が

目の前で人体を超える

これはライブでしか体験できないので

映像はただただその断片ではあるけれど

撮影してくれたmiNamiちゃんの息遣いや視点が加わって

これもまた生々しい創造物

 

 

 

本当にものを作るっていうのは楽しいね

 

人間に生まれてラッキーだと思うのは

こういう瞬間だったりするよ

 

 

 

 

 

Youtubeの説明欄に歌詞も載っているので

読んでもらえたりしたら嬉しいです

 

ちなみに「to the dark」「純粋な奇形児」共に

映像編集はわいのセルフワークです

 

 

 

 

 

ひゃー!みんな観てくれ!コメントくれ!拡散してくれ!

そして、おらは世界へ羽ばたくフライアウェイありがとう!!!

 

 

じゃね

 

燐-Lin-

言ってみるもんだ

 

どんなことがしてみたいか

言ってみるもんだよ

 

脳みそで自分だけのものにしていいのは

自分だけで完結することだ

例えば『こんな曲作っちゃラー!』とか

『悔しいけれど、今度こそこなくそー!』とか

 

そういう意気込みなんてものは

いちいち人に聞かせるもんでもない

 

まあ、聞かせてもいいけれど

 

 

だけれど

好きな人、好きな場所、好きなこと

自分の外側の世界に存在するものへの想いは

「好きだな」

って言葉にして届くようにすると

それが伝わっていい方向に向く

 

 

その結果生まれたのが

「to the dark」

 




 

敬愛する画家に

「二人展のDMを基にして曲とか作ってみたい」

とか言った気がするんだな

 

どんなタイミングだったかとか

すぐ忘れちゃうんだけれど

でも、やってみたいって

純粋に思った気持ちを伝えたら

互いにめっちゃバイブス高まって

本当に作るに至ったのだ

 

 

6月某日、某所にて

DMの原画のコピーを見せてもらった時

『なっんて贅沢なんだろう!!!』

って心底思ったし

 

自分が楽曲制作することを前提に描かれた絵は

自分への恋文に似たもののような気がして

(自意識過剰だと思わなくもない、はい)

 

なんか、もう、愛しいし、尊いし

涙が出てしまった

その突発的な涙は

お酒が入っているせいか?

と思ったけれど

 

一晩寝て、朝起きて絵を眺めて

また涙が出てしまったので

『はい、ちゃんとプレーンな涙だな』

 

と確信したもんだ

 

 

 

 

宛先のはっきりしている想いはぼんやりしない

 

二人が描いてくれた世界が

きちんと導いてくれたということもあり

コンセプトを立てていくのに十分な情報が

どどっと並んでいたということもあり

基礎を組んでいくのに苦労しなかった

 

 

 

「ぼくのみるゆめ展 そのきゅう」だから

9という数字を大事に

 

絵の中にある楽譜は

第九の一部分だという話もあったので

第九のフレーズは必ず入れよう

 

そして9拍子を基調にしよう

 

その辺の構想は一番最初の頃からあって

道を歩きながら電車に乗りながら

今まであまりなじみのなかった9拍子を

頭の中に描くイメージを繰り返した

 

絵を眺めながら、音を探る

 

絵が持っている色味と

音で出てくる色味が

合致しているかどうか確かめながら

フレーズを構築していく

 

絵画の世界から聞こえてくる音が

きちんと旋律を描いていく

贅沢な道しるべのおかげ

 

するすると世界が並んでいった

 

 

 

 

自分にとって今までにない試みだったので

とても楽しんで臨むことができた

 

何より、澱先生・C7さんに

喜んでもらえたことがとても嬉しい

 

繊細で毒々しく、かつ耽美的な

無機質のようで極めて有機的な

静寂の中で脈打つ細胞たち

湧き出ては消えていく

ぼくのみるゆめ、ゆめ、ゆめ

 

こちらのイマジネーションを

ボッコボコに掻き立ててくれた

その素晴らしい制作物に大々感謝である

 

 

 

 

あ、タイトルの話もすこし…

 

「9」にちなんだものにしようと

 

9にまつわる色々なものを調べたけれど

意味に縛られすぎて

絵の内容からかけ離れたり

音楽にそぐわなかったり

無理矢理感が出てしまったりなんやり

なかなか決まらずにいた

 

呼称やデモrecのデータ管理のために

「9」「nine」「YodomC7」とか

そんなタイトルをつけていたりもした

 




うーん、うーんとかなり悩んだ末に

絵の左上の言葉にピンときた

 

「from the dark」

 

この絵は闇から来たのか…

 

 

 

じゃあ、音は闇に帰ろう!!

 

そうして決めた

「to the dark」

 

というタイトル

ぼくのみるゆめ展をイメージして

楽曲自体夢の中にいるみたいな

いろんな世界が浮かんで消えていく

そんな流れがあることも内包される気がするし

 

よくよく読めば、この文字数が9で

御誂え向きな感じもするし

 

めっちゃええやん!

 

 

これまた、レコーディングしてくれた

エンジニア マイケルさんが

 

「9とかnineとか呼んでたうちは、第九にあんまり深い意味がなかったけれど、『to the dark』ってタイトルの曲中に出てくる『歓喜の歌』って、なんか冷笑的な感じがあって、一気に意味が出てくる感じする」

 

っていうコメントをくださって

 

おおおお!!

確かに!!

 

と思った。

 

なんか、映画とかで

めちゃくちゃ殺戮シーンなのにオルゴールが鳴ってる

みたいな感じのアレのアレよ!!




 

 

という

 

 

制作秘話?的な話をズラーーーーッと書きました

 

勢いで書いたので

自己校正なんかもしてないから

誤字脱字や文章の脈絡おかしいかもしれないけれど

 

 

んーーーーー、まあ平気でしょう!

 

このまま投稿しちゃうマン◎

 

 

 

 

逆にさ、校正とか

ブログ書くたびにちまちまやってるから

そのうち更新頻度が落ちてしまうのよな(言い訳)

 

 

 

 

やばいやばい

この動画を紹介して終わらねば

 

 

 

 

 

素晴らしい表現体験

 

ああ、こんなことが

たくさん積み重なっていくことが

本当に幸せに思います

 

創り、産み出し続けることでしか

生きている価値がよくわからない

そういう人種でよかった

 

音楽や絵に導かれて

こんなにも素晴らしい体験を

生きているうちにできることが

どれだけ尊いか

 

 

 

感謝レベルが臨界点突破して爆発しそうなので

終わります

 

さようなら

 

 

 

 

 


 



 

 

燐-Lin-

さいきん怒ったのはいつだろうか

怒れる人を羨ましく思う

無意識に感情をねじ伏せる

怒りの感情がないわけじゃない

誰かを傷つけることで

自分が傷つくことが怖い

とるに足らない観点だ、と

ないがしろにされることも怖い

なぜそんなことに怒るんだ、と

理解されないことも怖い

本当は自分が悪いのかもしれない、と

疑う心をぬぐえない

いつも、ただの保身

やさしさなんかじゃありません

腹の立つことや

傷つくことが

ない訳じゃない

痛い思いはそれだけでいっぱいいっぱい

それを種にもっと痛くなるなんていや



さいきん怒ったのはいつだろうか

怒れないのは、一種の嘘つきか

へらへら笑って、偽物の感情



素直な心とはなんだろうか