kia***さんのケースについての続きです。
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前回の要約
欧州から中一相当(12才)のときに帰国して入った中学では、着替えや検診の際に、私が穿き慣れたslipがビキニブリーフやサポーターと勘違いされてビックリでした。「これ、普通のパンツだよ」と返事しても、質問やコメントがなかなか収まりませんでした。こんなことで周囲の余計な関心を引くのは問題だろうし自分にとっても“ウザい”ので、要対策と感じました。
3.対応策:隠れslip派
親と相談の結果、着替えのあるケース(体育、身体計測、泊まり込み行事など)は、下着を周囲に合わせることにしました。その対象に選んだのはslipと同類のブリーフで、国内ブランドのジュニア用でした。
しかし、常時かつ直接触れる下着だけに、「いきなり不慣れな物に全面替えするのは大変だし、そこまでしなくても良いだろう」ということで、図3のような態勢を採ることにしました。学校で着替えのある時や宿泊行事の際は、slipからブリーフに穿き換えて出掛けて、帰宅後にslipに戻すようにしました。また、着替え等がないときや家庭内にいるときは従来と同じく普段のslipのまま過ごすことにしました。
こうした対応で、「あれ、外国のはやめたの?」とは言われましたが、ビキニがどうこうといったコメントは収まりました。しかし、「変えてもやっぱりブリーフ派なんだね」といったコメントを貰いました。これで初めて「ブリーフ派」という用語と「そのブリーフ派は国内では少数派」ということを認識しました。確かにブリーフ常用者は同学年で10%前後位だったと思います。
学校と地域柄からか、「ブリーフ派」と言われる程度で今からすればどうと言うことはなかったのですが、当時の私としては、こういった状況は初体験で、「人のパンツの種類について、いやー、ウルサイなあ」という感じでした。
そこで対応の第2ステージとして図4のような方策に進みました。つまり、ブリーフ派の子が他にも複数いるケースは図の「ブリーフ」ですが、自分を含めて1~2名になりそうな場合を考慮して、ボクサーを(初めて)穿くようにしました。さらに、後に述べる事情から、風通しが良いと言われたトランクスも試みました。そうして図4の右側のどの場合も、帰宅後はシャワーを浴びてSlipに穿き戻すようにしました。
以上の図3や4は周囲環境(国内全体の風潮?)に対して採った対応ですが、それが自分自身にとってはどうであったかが肝心です。それを次回に述べたいと思います