そう。
それは早朝だった。
僕は一晩かけた練習を終え(今の若い子達はオールって言うのかな)、今にも落ちてしまいそうなまぶたを必死に開き家へとたどり着い。
玄関を開け靴を脱ぎ、扉をくぐればすぐベッド。決して部屋は綺麗ではないが、やはり落ち着くものだ。
僕はそのベッドにまず横たわり、その日学んだことや反省点、今後の方針など眠たい頭ながらに整理していた。
しかしながら眠気には勝てず、このままではいけないと立ち上がった。
だが身体は正直だ。
疲れのせいだろう、なかなか足が進まない。
シャワーを浴びようと思ったが、、、
今日はもういい。先に寝よう。そう思った。
だがこの汗をかいた身体で寝るのはなかなか気持ちが悪い。
靴を脱いだ時点から部屋中に立ち込める僕の足の臭さが棚に置いてあるタマネギを腐らせようとしていた。
これはダメだ、、、足だけでも流しておこう。
重たい足を風呂場へと運んだ。
ズボンと靴下を脱ぎ、パンツとTシャツ一枚。
寒くはないのだが、お湯になる前の冷たいシャワーが少し身体を丸くさせる。
足を流し始めると他の部分のベタつきも気になりだす。
膝の裏なんて汗のたまり場だ。
そこも気持ちよく洗い流しておこう。
しかしシャワーを当てる部分が上にあがるほど水は飛び散り、パンツにも水しぶきがかかる。
おっとっと。
僕はパンツを脱いだ。
太ももまで洗い流しスッキリとした。
そのときふと鏡を見たんだ。
僕はすごいことに気がついた。
Tシャツしか着てない・・・
もう普通にシャワー浴びたらいいじゃん・・・
てね。
こうして僕はTシャツも脱ぎ全身にシャワーを浴びることができた。
鏡に映った濡れた背中が僕には少し・・・
太って見えた。
Fin.
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